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ファクタリング手数料が安い会社10選【2024年5月】相場や調達額を増やす方法を解説

手数料の安いファクタリング会社を知りたい。」「できるだけ多く資金調達したい。」

そのようにお考えではありませんか?

金利には利息制限法出資法によって上限が存在しますが、ファクタリングの手数料には法規制がないため上限がありません。

そのためファクタリング会社によって、手数料が大きく異なります。

以下はファクタリングの手数料相場になります。

2社間ファクタリングの手数料相場 10~20%
3社間ファクタリングの手数料相場 5.0%~10%

法律による規制がない分法外な手数料で取引をしてしまうケースもあるので、金融庁もファクタリングに関して注意喚起を出しています。

資金繰りを改善するには、手数料が安く実績も十分なファクタリングサービスを選ぶことが大切です。

そこで本記事では「手数料の安いファクタリング会社」や「手数料を安くする方法」について解説します。

  • 2社間ファクタリングであれば「5.0%〜12%」3社間ファクタリングなら「1.0%〜 7.0%」が手数料の安い会社
  • ファクタリングの手数料の上限は存在しない
  • 手数料を抑えたいなら3社間ファクタリングがおすすめ
  • 日本中小企業金融サポート機構なら手数料下限・上限ともに最安水準でファクタリングできる
  • 建設業のファクタリングで手数料安くしたいならベストファクター|利用者の口コミで高評価多数

今回は200社以上あるファクタリング会社の中から、手数料の安いファクタリング会社を10個厳選しました!

  1. 日本中小企業金融サポート機構/1.5%〜10%
  2. ビートレーディング/2.0%〜12%
  3. QuQumo/1.0%〜14.8%
  4. paytoday/1.0%〜9.5%
  5. ベストファクター/2.0%〜
  6. マネーフォワードアーリーペイメント/1.0%〜10%
  7. アクセルファクター/2%〜20%
  8. 事業資金エージェン/1.5%〜20%
  9. No.1ファクタリング/1.0%〜8.0%
  10. ファクタリングzero/1.5%〜

紹介する会社の中には、通常10%以上の手数料がかかる2社間ファクタリングでも1%台から利用できるものあります。

個人事業主でも手数料を安く利用できるサービスもご紹介します。

またファクタリングの手数料を抑えるためのポイントや手数料に関してのよくある質問についても解説していきますので、本記事があなたのご参考になれば幸いです。

目次

手数料の安いファクタリング会社10選を比較|サービスの特徴や口コミを紹介!

手数料の安いファクタリング会社を選びたい場合は、2社間ファクタリングで5.0%〜10%、3社間ファクタリングで1.0%〜7.0%のサービスを選ぶのが最適でしょう。

手数料の安いファクタリング会社の手数料やサービスの特徴を比較した表は以下になります。

ファクタリング会社 日本中小企業金融サポート機構 ビートレーディング QuQuMo paytoday ベストファクター マネーフォワードアーリペイメント アクセルファクター 事業資金エージェント No.1ファクタリング ファクタリングzero
2社間ファクタリングの手数料 1.5%〜10% 4.0%〜12% 1.0%〜14.8% 1.0%〜9.5% 2.0%〜 1.0%〜10%
最短2時間
3.0%〜20% 5%~20% 1.0%〜 3.0%〜
3社間ファクタリングの手数料 2.0%〜9.0% 5.0%〜 2.0%〜8.0% 1.5%〜9.5%
申し込みからの入金スピード 最短3時間 最短2時間 最短2時間 最短2時間 最短即日 最短2時間 最短3時間 最短3時間 最短30分 最短即日
取引限度額 限度額なし 限度額なし
(3万円〜7億円の取引実績有り)
限度額なし 最短30分 30万円〜3億円 限度額なし 30万円〜1億円 20万円〜2億円 100万円〜1億円 〜5000万円
オンライン完結対応
(対面もあり)

(対面もあり)
×
(初回契約時に対面が必要)

(対面もあり)

(対面も有り)
×
(契約日に対面が必要)
詳細 公式
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※aclena会計事務所の辻哲弥代表会計士の監修元、ファクタリング会社を選んでいます。

ご紹介するサービスは弊メディアの2024年最新版ファクタリングランキングに選ばれている業者です!

また既に他のファクタリング会社を利用中の方は、ファクタリング乗り換えを行えば既に利用されている会社よりも手数料を下げられます。

ファクタリング乗り換えで好条件保証の8社厳選!他社利用中でもOKサービスはどこ?

日本中小企業金融サポート機構は上限手数料がリーズナブルなファクタリング会社!信用力がない個人事業主でも安心して利用できる

手数料の安いファクタリング会社-日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人運営のファクタリングサービス。

最大の魅力は手数料の上限が10%を目安に設定されている点です。

与信がない中小企業の方や売掛先の信用力が低い場合でも、手数料相場よりも安くファクタリングを利用できます。

非営利性を念頭に置いた中小企業の資金面や経営のサポートを理念に置いているため、一般的なファクタリングの手数料よりも低く設定されています。

日本中小企業金融サポートの口コミを確認でも、中小企業に寄り添ったサービスであるという口コミが多くみられました。

取引先からの入金が遅れて困ってた時に、友人の紹介で利用したサービス。
こういうサービスがあると、零細企業としてはかなり安心できる。
困ったときはまたお願いしようと思う。

参照元:日本中小企業金融サポート機構評判口コミ

ファクタリング事業以外にも「M&A」「助成金・補助金の申請」「無料の財務コンサルティング」などの経営に関するトータルサポートを実施しています。

中小企業庁により、中小企業に対して専門性の高い支援を行う機関「経営革新等支援機関」に認定されています。

低手数料で信頼性があるファクタリングサービスを利用したい方には、日本中小企業金融サポート機構はおすすめのサービスでしょう。

【参照】:日本中小企業金融サポート機構の評判・口コミ

>>>日本中小企業金融サポート機構の無料審査はこちら

手数料 1.5%〜10% 対応できる支払いサイト
利用可能額 下限・上限なし サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 ◯(最短3時間) 契約方式 オンライン・対面・郵送
審査通過率 非公表 運営会社 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
対応債権 請求書、契約書 資本金

ビートレーディングは柔軟な審査により個人・法人のどんな方でも低手数料で2.0%〜12.0%の手数料で利用できる!

手数料の安いファクタリング会社-ビートレーディング

ビートレーディングは、審査に柔軟性がありサービス利用者の希望の手数料に合わせて取引方法を検討してくれます。

創業から58,000件の取引を行っており、膨大な取引件数によって生まれた審査基準で適正の手数料を出すことができます。

また個人事業主でも利用しやすい特徴があり、3万円の債権の買取実績も確認できます。

オンラインファクタリングを利用すれば、申し込みから最短2時間での入金に対応しています。

また建設業などで利用される注文書のファクタリングも可能です。

福岡、大阪、東京、仙台にオフィスを構えているので、対面の取引でも利用しやすいサービスとなっています。

>>>ビートレーディングの最短30分の無料審査はこちら

手数料 一番安かった。企業の業務委託と屋号入りの銀行口座が効いたのかも。でも同じ条件なのに他では手数料が高かったし、基準がいまいち分からない 2.入金日数 普通? ヒアリング→資料提出→審査→契約で都合3日。即日は無理だった。手書き書類が多い仕事なので、精査に時間が掛かった? 3.まとめ トータルでは80点くらい。色々と質問をしたかったので、チャットとかLINEが欲しいと思った。少額でも手数料が低いのは有り難かった。

引用元:ファクタリング会社の口コミ

利用者の口コミをもっと知りたい方はビートレーディング評判の記事の一読をおすすめします。

手数料 2.0%〜12% 対応できる支払いサイト
利用可能額 下限・上限なし
(数万円〜数億円実績あり)
サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 ◯(最短2時間) 契約方式 オンライン・対面
審査通過率 非公表 運営会社 株式会社ビートレーディング
対応債権 請求書、注文書、契約書 資本金 7,000万円

ququmoは2社間ファクタリングでも最低手数料1.0%から利用できる

手数料の安いファクタリング会社-ququmo

QuQuMoは、ファクタリング業界でも最も安い手数料で取引可能なファクタリングサービスです。

QuQuMoが採用しているファクタリングの方式「2社間ファクタリング」は、通常「10%〜20%」の手数料がかかります。

ただしQuQuMoはオンライン完結ファクタリングと独自審査基準を用いることで、最低手数料を1.0%を実現しています。

加えて個人事業主の請求書買取としての利用でも、手数料が安いと特徴があります。

また契約もクラウドサインを用いることでオンライン完結ファクタリングとなっているので、申し込みから最短2時間で即日入金も可能となっています。

デメリットとしては手数料幅が14.8%まで大きいので、一度審査を受けてみて利用するか決めると良いでしょう。

>>>QuQumoの最短30分の無料審査はこちら

ququmoの口コミ

とにかく審査から入金まで早くて驚きました。 手数料も利用していたとこより4%も低くなりました。

やっぱりオンラインは楽。自宅事務所から一歩も出ずに全行程が完了しました。対面接触は極力抑えたいし、旅費・交通費にも無駄な経費は掛けたくないなど、自分とフィットする部分が多かったです。 提出書類も税理士から送られてきた資料をそのままアップしただけと簡単。便利な世の中になったと思いました。

引用元:QuQuMohhy評判口コミ

手数料 1.0%〜14.8% 対応できる支払いサイト
利用可能額 下限・上限なし サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 ◯(最短2時間) 契約方式 オンライン
審査通過率 運営会社 株式会社アクティブサポート
対応債権 請求書 資本金

paytodayはweb完結型ファクタリングで最低手数料は1.0%からで利用できる

手数料の安いファクタリング会社-paytoday

paytodayはAI審査を用いたweb完結ファクタリングサービスで、電話やオンラインミーティングでのヒアリングなしで必要書類をアップロードすれば最短30分での入金が可能です。

オンライン完結で取引を行うことで無駄な人件費や出張費を削減しているので、2社間ファクタリングにも関わらず最低水準の1.0%〜9.5%の手数料でサービスを利用できます。

平日に時間がないけどファクタリングを利用し、早急に資金が必要な方にはおすすめのサービスと言えます。

利用者の大多数が創業間もないスタートアップ、中小企業となっており、サービス利用者の声を見ても低手数料で即日入金できたという声を確認できます。

>>>paytodayの無料審査はこちら

web広告代理店-Google広告運用代行の前払い調達(用途:運転資金、3000万円の即日入金、手数料5.5%)

継続利用中:Google運用代行の問題を解決でき感謝です!

利用額は3,000万円から少しずつ減らしており、あと8カ月間継続して、ファクタリングの活用は終わる見込みです。

引用:paytoday公式

手数料 1.0%〜9.5% 対応できる支払いサイト 90日以内
利用可能額 10万円〜上限なし サービス対象 個人事業主・法人
即日対応 ◯(最短1時間) 契約方式 オンライン
審査通過率 運営会社 Dual Life Partners株式会社
対応債権 請求書 資本金

ベストファクターは手数料で2%からで即日振り込み率61.5%

手数料の安いファクタリング会社-ベストファクター

ベストファクターは買取手数料2%からで利用可能で、利用者の半数以上が即日での資金調達を達成しています。

実際に2023年1月の取引では下記のような実績をもっています。

ベストファクター取引実績

また注文書でのファクタリングにも対応しており、建設業や物流業などの利用者が最も多くなっています。

基本的に申し込みから審査までオンラインで対応していますが、初回取引の場合は契約時に訪問・出張が必要です。

本社が東京、支社が大阪にあり全国どこでも1日以内にスタッフが出張に対応しています。

対面での取引を希望で手数料を安く利用したい方には、ベストファクターはおすすめのサービスとなっています。

ベストファクターのサービス詳細が知りたい方は、ベストファクター評判の記事をご参考ください。

>>>ベストファクターの無料審査はこちら

手数料 2%〜 対応できる支払いサイト
利用可能額 30万円〜3億円 サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 契約方式 対面
審査通過率 92.20% 運営会社 株式会社アレシア
対応債権 請求書、発注書 資本金

マネーフォワードアーリーペイメントは30日以内に資金調達したい方なら最も安い手数料で利用できる

手数料の安いファクタリング会社-マネーフォーワードアーリペイメント

マネーフォワードアーリーペイメントは、東証プライム上場企業の株式会社マネーフォワードが運営するファクタリングサービスです。

数千万円〜数億円の大型債権の取引を得意としており、手数料は1.0%〜10%となっています。

そのため利用者は法人のみとなっています。

またファクタリングの方式は2社間ファクタリングを採用しているので、取引先にファクタリングの利用を知られないメリットが存在します。

大型債権のファクタリングで2社間ファクタリングを取引を希望されてる方は、マネーフォワードアーリペイメントはおすすめのサービスと言えるでしょう。

手数料 1.0%〜10% 対応できる支払いサイト
利用可能額 下限・上限なし
(中型〜大型債権の範囲内)
サービス対象 法人
即日対応 × 契約方式 オンライン
審査通過率 運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社
対応債権 請求書、発注書 資本金 1億円

アクセルファクターは継続利用で手数料が下がる仕組みを導入!最低手数料は2%から

ファクタリングの手数料が安い-アクセルファクター

アクセルファクターは、2022年に日本マーケティングリサーチ機構が選ぶ「安心して利用できるファクタリングサービス」の部門でNo.1に選ばれているファクタリング会社です。

手数料は2.0%〜20%で設定されており、取引金額によって手数料が変動する仕組みとなっています。

アクセルファクター手数料相場

アクセルファクターでは100万円以上の取引では他のファクタリングサービスに比べて、お得な手数料と言えるでしょう。

手数料計算の根拠をしっかり明示しているので、信頼性・安全性が担保されてるいるサービスとなっています。

ファクタリングは利用しやすい分複数回利用になるケースが多いですが、アクセルファクターは継続利用される方には手数料が下がる特徴がります。

そのためファクタリングを利用しながら資金繰り・経営改善を目指すことが可能です。

アクセルファクターは原則即日入金をモットーにしており、利用者の5割以上が即日の資金調達に成功しています。

【参照】:アクセルファクターの評判・口コミ

初めてのファクタリングで数社に見積もりを依頼しましたが、アクセルファクターは最安値ではないものの、内訳や手数料が明確で透明性が高く、信頼できると感じました。

次回利用する際も、ぜひこちらにお願いしたいと思います。

引用元:アクセルファクター11人の評判・口コミ

手数料 2.0%〜20% 対応できる支払いサイト 180日以内
利用可能額 30万円〜1億円 サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 ◯(最短3時間、5割以上の人が即日入金をしている) 契約方式 オンライン、対面
審査通過率 93% 運営会社 株式会社アクセルファクター
対応債権 請求書、注文書、契約書、診療報酬明細書 資本金 2億8,447万円(グループ総資本金)

事業資金エージェントは500万円までの取引なら最短3時間での資金調達可能!手数料は1.5%からとお得

手数料の安いファクタリング会社-事業資金エージェント

事業資金エージェントは2社間ファクタリングに強みを持つファクタリングサービスで、500万円以下の取引なら来店不要で最短3時間での入金が可能です。

また1000万円以上の取引でも最短3日間で資金調達できます。

2社間ファクタリングの手数料は5%〜20%となっています。

取引限度額が最低20万円からでも、審査通過率95%の実績を出しています。

個人事業主や中小企業の小口債権の取引なら手数料・入金スピードともに業界トップクラスのサービスと評価されています。

ただし診療報酬債権や介護報酬債権などの医療債権の取引は行ってないので、注意が必要です。

手数料 1.5%〜20% 対応できる支払いサイト 90日
利用可能額 20万円〜2億円 サービス対象 個人事業主・法人
即日対応 ◯(最短3時間) 契約方式 オンライン
審査通過率 96% 運営会社 アネックス株式会社
対応債権 請求書 資本金

No.1ファクタリングは100万円以上の売掛債権を利用するなら手数料が安い!業者乗り換えなら割引もある

No.1ファクタリングは、100万円以上の取引専門のファクタリングサービスです。

手数料の範囲は2.0%〜8.0%となっており、上限手数料が最も安いサービスです。

基本的には小口債権よりも中型債権の方が利用しやすいので、法人の利用者が多数います。

また他社から乗り換えた場合、好条件の手数料の保証も行っています。

申し込みから最短60分での振り込みに対応しています。

他社乗り換えを検討している方、100万円以上の売掛金を早急にできるだけ多く現金化したい方には利用しやすいサービスとなっています。

手数料 2.0%〜8.0% 対応できる支払いサイト
利用可能額 100万円〜1億円 サービス対象 個人事業主、法人(法人利用者が多い)
即日対応 ◯(最短30分) 契約方式 オンライン
審査通過率 90%以上 運営会社 株式会社No.1
対応債権 請求書、発注書 資本金 1000万円

ファクタリングゼロは2社間ファクタリングでも5%から利用できる

ファクタリングゼロ

ファクタリングゼロは福岡に本拠地を構える株式会社スリートラストに運営されており、西日本限定のファクタリングサービスとなっています。

サービスの特徴としては2社間ファクタリングでも手数料が安く5%から利用できる点が挙げられます。

また他社のファクタリングを利用している方に向けて、乗り換えキャンペーンを実施しており手数料を減額することが可能です。

サービスの利用回数に応じて手数料が下がっていくので、長期にわたりファクタリングを利用して資金繰り行いたい方にはおすすめのサービスと言えるでしょう。

手数料の減額

手数料 1.5%〜20% 対応できる支払いサイト
利用可能額 10万円〜1000万円 サービス対象 個人事業主、法人
即日対応 契約方式 オンライン、対面
審査通過率 96% 運営会社 株式会社スリートラスト
対応債権 請求書 資本金

ファクタリングの手数料相場は?法律的に規制がなく上限が存在しない

ファクタリングは利息制限法のような法律的な規制がないので手数料に上限は設定されてません。

利息制限法とは、最大金利を20%と設定することでお金を借りる人を高利貸から守るための法律です。

ファクタリングは法的性質的に売掛債権の売買契約にあたるため、利息制限法の適用外となります。

そのため手数料は相場によって、各会社が独自の基準をおいて手数料を設定しています。

ファクタリング会社の貸倒リスクの大小によって、手数料は決まります。

一般的にファクタリングの手数料相場は「2%〜30%」です。(※融資と違いファクタリングの手数料が高くなる理由は、貸倒のリスクが高いためです。)

また2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの取引方法によって手数料相場は異なります。

2社間ファクタリングの手数料相場は10%〜20%

2社間ファクタリングの手数料相場は「10%〜20%」とされています。

3社間ファクタリングに比べ手数料は高くなります。

手数料が高くなる理由は、「売掛先に売掛債権譲渡の承諾なしでファクタリング会社とサービス利用者で取引を行うので、貸倒れリスクが高くなってしまうため」です。

手数料は高くなるデメリットがありますが、2社間ファクタリングには「即日で資金調達できる」「売掛先にファクタリングの利用が知られない」などのメリットがあります。

3社間ファクタリングの手数料相場は5.0%〜10%

3社間ファクタリングの手数料相場は「5.0%〜10%」とされています。

2社間ファクタリングよりも圧倒的に手数料安い特徴があります。

ただし3社間ファクタリングは売掛先の承諾を得る必要があるので、以後の取引のリレーションに影響をあたる可能性があります。

すでに継続取引を行なっており信頼がある売掛先の場合は、3社間ファクタリングを利用すると良いでしょう。

ファクタリングにかかる手数料の計算方法

基本的なファクタリングの手数料計算の内訳は以下になります。

  • 買取手数料
    ファクタリングの利用時にかかる手数料のこと。(融資でいう金利)
  • 債権譲渡登記費用
    債権譲渡登記を行う際にかかる費用。一件につき7500円かかる。債権譲渡登記を希望しない場合は必要なし。
  • 掛け目
    売掛金の買取率のこと。例えば1000万円をファクタリングするケースで掛け目90%場合は、900万円を現金化できる。残りの100万円は売掛金をファクタリング会社に支払う形となります。

オンライン完結型のファクタリングでない場合は、上記の費用に加えて下記の費用が加わります。

  • 印紙代
    債権譲渡の契約書を作成する時にかかる印紙代のこと。200円の費用が発生します。
  • 出張・交通費
    ファクタリング会社が貴社オフィスに出張、もしくはファクタリング会社を訪問する際にかかる費用のこと。基本的に出張費・訪問費用は自己負担になります。

そのため手数料を抑えたい方は対面ファクタリングよりも、オンライン完結ファクタリングのほうがおすすめと言えるでしょう。

ファクタリングの手数料を安くする方法を解説!まずは3社間ファクタリングの利用の検討がおすすめ

手数料安くファクタリングを利用したいなら、3社間ファクタリングを検討すると良いでしょう。

3社間ファクタリングは、ファクタリング会社が売掛先から直接売掛金を回収するため貸倒リスクが下がります。そのため2社間ファクタリングに比べ手数料が安くなります。

実際に低手数料のファクタリングサービスで、100万円の売掛金の売却を行った場合の「2社間ファクタリング」「3社間ファクタリング」での調達可能額のシュミレーションは以下のようになります。

ファクタリング会社 2社間ファクタリングの手数料 100万円の売掛金を2社間ファクタリングで現金化した場合 3社間ファクタリングの手数料 100万円の売掛金を3社間ファクタリングで現金化した場合
ビートレーディング 4.0%〜12% 88万円〜96万円 2.0%〜9.0% 91万円〜98万円
日本中小企業金融サポート機構 5.0%~10% 90万円〜95万円 1.5%〜10% 90万円〜98万5000円
アクセルファクター 3.0%〜10% 90万円〜97万円 1.0%〜8.0% 92万円〜99万円
ベストファクター 5.0%〜 〜95万円 3.0 %〜 〜97万円
No.1ファクタリング 5.0%~15% 85万円〜95万円 1.0%~5.0% 95万円〜99万円
ファクタリングTRY 5.0%〜 〜95万円 3.0%〜 〜97万円

上記から分かるように3社間ファクタリングは2社間ファクタリングに比べ、2.0%〜10%ほど安くなります。

ただしファクタリングの利用を取引先に知られたくない方は債権譲渡登記を利用し、2社間ファクタリングを利用すれば手数料抑えることができます。

債権譲渡登記を行う

債権譲渡登記を行うとファクタリングの手数料は下がります。

債権譲渡登記とは、法人が売掛債権を譲渡したときに所有権が変更したことを公的に公開する登記のことを指します。

2社間ファクタリングで売掛先に債権譲渡の承諾を得なくても、債権譲渡登記を行えば公にファクタリング会社が売掛債権を所持することが証明できます。

そのため二重譲渡のリスクを下げられるので、手数料が安くなります。

ただし登記情報は一般公開されてるのでファクタリングの利用が外部に知られてしまう可能性もあります。

サービスによってはファクタリング取引完了後、債権譲渡登記を消すことができるサービスも存在します。

ただしし万が一取引先に債権譲渡登記を知られてしまうリスクを避けたい方もいるでしょう。そのような方にはオンラインファクタリングを利用することをおすすめします。

オンラインファクタリングを利用する

オンラインファクタリングは申し込みから契約までオンラインで完結するファクタリングサービスです。

対面のファクタリングに比べファクタリング会社の出張費、契約の印紙代などがかからないので、オンラインファクタリング手数料が安くなる傾向があります。

また電話などの面談必要ないがweb完結ファクタリングならばAI審査を実施しており、スタッフの事務手数料がかからないので手数料を下げやすい特徴があります。

web完結ファクタリングサービスの一例を下記の表にまとめています。

web完結ファクタリングサービス 手数料
paytoday 1.0%〜9.5%
ペイトナーファクタリング 一律10%

上記のサービスの中でかでもpaytodayは2社間ファクタリングで最大手数料9.5%で、最短45分での入金スピードを誇ります。

ただしAI審査を用いたweb完結ファクタリングは審査に柔軟に対応してないため、審査通過率が低くなる傾向があります。

web完結ファクタリングを利用するときは、ファクタリングの審査に通りやすい「入金までの期間が短い売掛金」を利用することがおすすめでしょう。

入金期日が近い売掛金を利用する

ファクタリング会社にとって、入金期日が近い売掛金は貸倒れのリスクが低くなるので手数料が安くなりやすいです。

そのため支払いサイトの短いビジネスの方が現金化できる額が多くなる傾向があります。

建設業やIT受託のような多重下請け構造の業界のような入金サイトの遅いビジネスを展開している方でも、ファクタリングを利用するケースは多数あるでしょう。

入金サイトの遅いビジネスでも対応しているファクタリングサービスを利用すれば、手数料を抑えることができます。

下記は支払い期日が遅い売掛債権でも対応しているファクタリング会社となります。

遅い入金期日の売掛金でも対応しているファクタリング会社 支払いサイト
アクセルファクター 180日
事業資金エージェント 90日

特にアクセルファクターは、半年以内に入金予定の売掛債権までなら対応可能なファクタリング会社となります。

そのため運送業や建設業の中小企業の利用者が多数存在しています。

また入金期日が遅い売掛金をファクタリングする場合でも、売掛先の信用力がある場合は低手数料になります。

信用力が高い売掛先の売掛債権を利用する

売掛先の信用力が高い場合は支払い能力に問題がないと判断されるためファクタリングの手数料は安くなります。

ファクタリングでは、売掛先の与信に審査の比重が最も置かれています。

大企業などの信用力がある会社は支払い能力が高いので、ファクタリング会社はリスク少なく債権買取を行えるため、手数料が低くなります。

信用力の高い売掛先の売掛債権を利用するのおすすめです。

同じ売掛債権を審査する場合でも、ファクタリング会社によって売掛先の信用度の高低を決める基準は異なるので、複数の会社で相見積もりを行うと良いでしょう。

複数のファクタリング会社で相見積もりを行う

複数のファクタリング会社に相見積もりを行うことで、同じ売掛債権でも安い手数料のサービスを見つけることができます。

各ファクタリング会社にはそれぞれ審査がしやすい業界が存在します。

業界の専門家がいる場合は、サービス利用者の経営状況・商売の形態・売掛先の信用力を適切に審査できます。

逆にサービス利用者の業界に理解がない場合、リスクが高いと判断するため手数料を高くとる傾向があります。

そのため複数業者で相見積もりを必ず行いましょう。

相見積もりを行う際のポイントは以下の3点になります。

  • 調達希望額を伝える
  • 同じ条件の売掛債権を利用する
  • 相見積もりを取ってることをファクタリング会社に伝える

ただし売掛債権の二重譲渡は違法となるので、必ず行わないように注意しましょう。

既にファクタリングを利用している方は乗り換え時に手数料が下がるサービスを利用する

ファクタリングの利用経験がある方は、乗り換え割引を実施しているファクタリング会社を選ぶと手数料を数%安くすることができます。

また先ほど説明したように同じ売掛先の債権でも、他のファクタリング会社では手数料が低くなることも多々あります。

そのため2回目以降のファクタリング利用では、ファクタリング会社の乗り換えを検討しましょう。

乗り換え時に手数料を安くするサービスでは、ホームページに乗り換えファクタリングを記載していることが多いです。

実際に乗り換えで手数料の割引している会社には「No.1ファクタリング」「アクセルファクター」などが存在します。

ファクタリングの手数料に関してよくある質問

ファクタリングの手数料に関してよくある質問について解説します。

ファクタリングと手形割引の手数料はどちらが安い?

手形割引の手数料はファクタリングに比べて安いです。

そもそも手形割引とは、約束手形を支払い期日が来る前に銀行などの金融機関に売却することです。

ファクタリングとは違い手形焦げつき不渡となった場合は、金融機関から買取額の返済を要求されます。

そのため償還請求権のないファクタリングと比べて手形割引の手数料は安くなります。

ファクタリングの手数料に消費税はかかる?

ファクタリングの際に発生する手数料に消費税はかかりません。

売掛金の売却は有価証券の売却と同じように扱われるので、ファクタリングの売掛金売却の際に発生する手数料は課税対象とならないようなっています。

本記事の監修者

    監修者_ランクファクター監修者:前川大輔
    FCマーケティング株式会社代表取締役。
    経営者様の資金繰りの課題を解決する相談窓口「ランクファクター」のコンサルタント。
    ファクタリングを中心に融資コンサルティング・補助金の申請代行など幅広いソリューションを提供。
    サービス運営のミッション:ヤミ金のような悪徳なファクタリング会社による被害を減らすることで業界を健全化し、ファクタリングによる資金調達の認知を広げる。
    本記事の監修者監修者:辻 哲弥
    デロイトトーマツ、慶應義塾大学法科学院出身。

    ACLEAN会計事務所の代表公認会計士・税理士、税理士法人グランサーズの代表。(公認会計士登録番号:42636税理士登録番号:149486)再生可能エネルギー電力会社にてCFOも兼任。
    最年少の23歳にて会計事務所を開業。デロイト在籍時には官公庁、IT産業、建設業、製造業などの幅広い業態の監査に従事。現在は創業支援に特化した会計事務所として会計・税務や財務コンサルティングをメインに事業を展開。2023年から税理士法人グランサーズの代表も歴任