横浜で有名な食べ物といえば、崎陽軒のシウマイや家系ラーメン、サンマーメンといったご当地グルメが真っ先に挙がります。
幕末の開港以来160年以上の歴史を持つこの港町は、牛鍋やナポリタン、ビールなど、横浜が発祥とされる洋食や西洋由来の食文化が多い街でもあります。
横浜中華街には600以上の店舗がひしめき、中華まんや小籠包など食べ歩きの定番も豊富。
中華以外にも、関内周辺の牛鍋の老舗や野毛の洋食店、横浜駅周辺の名店まで、エリアごとに個性あるグルメが揃っています。
お土産選びなら、崎陽軒のシウマイやありあけの横濱ハーバーが定番で、店頭でしか買えない横浜の洋菓子も人気です。
地元民が通う隠れた絶品グルメから、観光客に人気の定番の名物料理まで、横浜の有名な食べ物を一挙にまとめました。
横浜は1859年の開港以来、海外の食文化をいち早く取り入れてきた港町であり、シウマイ・家系ラーメン・ナポリタン・牛鍋など全国的に知られるご当地グルメの宝庫です。
横浜中華街を中心とした中華料理だけでなく、洋食やスイーツ、クラフトビールまで幅広い名物が揃い、食べ歩きからディナー、お土産選びまで多彩な楽しみ方ができます。
この記事では、横浜の有名な食べ物を編集部が選んだ順に紹介しながら、名店情報・お土産・歴史までまとめてお届けします。
横浜の有名な食べ物ランキング!定番ご当地グルメと名物料理を紹介
この記事で横浜の代表的な名物として最初に紹介するのは、シウマイ・家系ラーメン・サンマーメン・ナポリタン・牛鍋の5つのご当地グルメです(公的なランキングは無いため、横浜市観光情報の「横浜発祥グルメ・名物グルメ年表」にも載る名物から選びました)。
いずれも横浜発祥、または横浜で独自に発展した名物料理として、地元民にも観光客にも長年愛されてきました。
総務省「家計調査」では、横浜市の1世帯当たりのしゅうまいへの年間支出額が2,849円(二人以上の世帯、2023〜2025年平均)と全国平均1,177円の約2.4倍で、県庁所在市・政令指定都市の中で1位です。
家系ラーメンやサンマーメンといった横浜生まれのご当地ラーメンがあるのも、横浜グルメの特徴です。
ナポリタンや牛鍋のように、開港以来の歴史が生んだ洋食文化も横浜ならではの魅力といえます。
ここからは、横浜を代表する定番ご当地グルメと名物料理を1つずつ詳しく紹介していきます。
横浜といえばシウマイ!崎陽軒が代表する横浜名物の味わい
横浜といえば食べ物の筆頭に挙がるのが、崎陽軒のシウマイです。
崎陽軒は1908年に初代横浜駅(現在の桜木町駅)で創業し、当時の南京街(現在の横浜中華街)で提供されていたシューマイにヒントを得て、冷めてもおいしい独自のシウマイを1928年に開発しました。
横浜市はシューマイの消費額日本一の都市である。(中略)崎陽軒は1908年に初代・横浜駅(現在の桜木町駅)で創業。南京街(現在の横浜中華街)で突き出しとして提供されていたシューマイにヒントを得て、具材に干し帆立貝柱を使い、冷めてもおいしい「シウマイ」を開発し、1928年に駅利用客に向けて販売を始めた。
引用元:農林水産省 うちの郷土料理
干し帆立貝柱を使った独特の風味と香りが最大の特徴で、豚肉の旨みと帆立の深い味わいが一体となった上品なシウマイに仕上がっています。
シウマイ弁当(1,180円・税込、2026年10月時点)は、横浜駅の中央通路(改札外)の売店やシァル横浜、そごう横浜店でも買える定番の駅弁で、横浜市民にとっては日常の食卓にもなじみのある存在です。
崎陽軒の店は神奈川県と東京都を中心に、千葉・埼玉・静岡の駅や百貨店にもあり、関西などでは期間限定の催事で販売されることもあります。横浜駅東口の崎陽軒本店(地下街の横浜ポルタから直結)1階にある本店ショップ(2026年10月時点で10:00〜20:00)では、シウマイやシウマイ弁当などの定番に加え、本店ショップでしか買えない商品もそろいます。
横浜の有名な食べ物を語るうえで、崎陽軒のシウマイは外すことのできない王道の名物といえます。
家系ラーメンは横浜発祥の人気ご当地グルメで濃厚スープが特徴
家系ラーメンは横浜市を発祥とする人気ご当地グルメであり、濃厚な豚骨醤油スープが全国のラーメンファンを魅了しています。
1974年に横浜市磯子区の新杉田で開業した吉村家が元祖とされ、屋号に「家」の字を持つ弟子の店が次々と生まれたことから「家系」と呼ばれるようになりました。
[1974年]横浜市新杉田に「吉村家(よしむらや)」が開業。家(いえ)系ラーメンの元祖として日本のみならず、世界に広がっていく。
現在では横浜市内だけでなく全国に家系ラーメンの店舗が展開しており、元祖の吉村家と直系1号店の杉田家は今も横浜市内で営業しています。
麺の硬さ・スープの濃さ・鶏油の量を自分好みに調整できるカスタマイズ性も、家系ラーメンが幅広い層に支持される理由でしょう。
家系ラーメンは、シウマイと並んで横浜を代表するご当地グルメの柱です。
横浜家系ラーメンは豚骨醤油ベースの濃厚スープが魅力
横浜家系ラーメンの最大の魅力は、豚骨と鶏ガラを長時間煮込んだ濃厚な醤油ベースのスープにあります。
スープの表面には鶏皮から抽出した鶏油(チーユ)が浮かび、このコク深い油の層が独特のまろやかさと香りを生み出しています。
醤油トンコツスープと太麺、ホウレン草などの具が特徴の横濱家系ラーメン。その元祖「吉村家」が新杉田で創業。
太めのストレート麺がこの濃厚スープとよく絡み、一口ごとに豚骨と醤油の旨みが口いっぱいに広がります。
具材にはほうれん草、のり3枚、チャーシューがのるのが定番スタイルで、のりをスープに浸してご飯と一緒に食べるのが通な楽しみ方でしょう。
味の濃さ・油の量・麺の硬さを注文時に選べるシステムが、初心者からマニアまで幅広いファンを惹きつけている秘訣です。
横浜駅西口の吉村家と磯子区の家系ラーメンの名店まとめ
家系ラーメンの名店を巡るなら、元祖・吉村家がある横浜駅西口が起点になります。
元祖・吉村家は2023年3月に今の場所(西区岡野、横浜駅西口から徒歩約10分)へ移転した後も、開店前から行列ができるほどの人気を誇っています(11〜20時・月曜定休、祝日の場合は翌日)。
吉村家が創業した磯子区には、直系1号店の杉田家(JR新杉田駅西口から徒歩3分、5〜25時・日曜定休)や、独自の進化を遂げた壱六家の磯子本店(JR磯子駅西口から徒歩4分、月曜・第1日曜定休)があり、どちらも横浜駅からJR根岸線1本で行けます。
なお、横浜駅の駅ビル(ルミネ横浜・ジョイナス・CIAL横浜・NEWoMan横浜)と地下街の横浜ポルタには家系ラーメンの店は入っていないため(2026年10月時点)、乗り換えの合間に食べるなら時間に余裕をみて西口から歩いて向かいましょう。
各店舗で麺の太さやスープの仕上げに微妙な違いがあるため、複数店舗を巡ることで家系ラーメンの奥深さを体感できます。
横浜駅西口の吉村家とJR根岸線沿線にある磯子区の名店を巡るルートは、家系ラーメンのルーツをたどりながら横浜ご当地グルメを楽しめる回り方の一つです。
サンマーメンは横浜発祥のご当地ラーメンで野菜あんかけが絶品
サンマーメンは横浜発祥のご当地ラーメンで、シャキシャキの野菜あんかけが麺に絡む絶品の一杯として地元で根強い人気を持っています。
もやし・白菜・豚肉などを炒めてとろみをつけたあんを、醤油味(店によっては塩味)のスープの麺にのせるのが特徴です。戦前に横浜中華街などの調理人がまかないで食べていた、とろみを付けた肉そばが原形とされ、今の形は戦後の昭和22〜23年(1947〜48年)頃に横浜市中区の中華料理店で生まれたといわれています(かながわサンマー麺の会・横浜市観光情報)。発祥の店には諸説あり、名店とあわせて2章で紹介します。
もやし、白菜、豚肉などを入れた野菜炒めにスープを入れ、とろみをつけてラーメンに乗せた、横浜発祥の麺料理。その名の由来や漢字については諸説あるが、一説によると「生馬麺」と書き、これは「新鮮でシャキシャキした素材を上に乗せた麵」の意味になるという。
引用元:農林水産省 うちの郷土料理
とろみのある野菜あんかけがスープの温度を長く保つため、最後の一口まで熱々で食べられる点も魅力でしょう。
家系ラーメンが全国区の知名度を誇る一方、サンマーメンは主に神奈川県内の中華料理店やラーメン店で親しまれてきたローカルな名物であり、横浜ご当地グルメの隠れた主役といえます。
ナポリタンはホテルニューグランド発祥とされる洋食グルメで老舗レストランが人気
ナポリタンは横浜のホテルニューグランドで誕生した洋食グルメであり、横浜市内の老舗レストランで今も当時の味わいを楽しめます。
第二次世界大戦後、ホテルを接収していた米兵がケチャップで和えたスパゲッティを食べていたことにヒントを得て、2代目総料理長がトマトとトマトペーストを使った上品な一皿に仕上げました。
メニュー名を「スパゲッティ ナポリタン」として、ホテルで提供するようになったのは、第二次世界大戦後、約7年間の接収が解除された後の1950年代であったと思われます。
引用元:政府広報オンライン(HIGHLIGHTING Japan 2025年8月号、ホテルニューグランド広報担当者の談話)
ホテルニューグランドのナポリタンはケチャップを使わずトマトペーストで仕上げるのが特徴で、現在も本館1階のコーヒーハウス「ザ・カフェ」(元町・中華街駅1番出口から徒歩1分、10:00〜21:30・ラストオーダー21:00)で、スパゲッティ ナポリタン(2,340円、2026年10月時点)として食べられます。
横浜市の移住サイトでも、戦後にナポリタンが全国に広がった発信地の一つが横浜だと紹介されており、横浜の洋食文化を象徴する存在でしょう。
戦後にナポリタンが全国に広がりましたが、その発信地の一つが「横浜」だということはご存じですか?
引用元:横浜市 移住サイト
センターグリルやホテルニューグランドなど山下町から野毛にかけての老舗レストランで味わうナポリタンは、横浜の食文化を体感できる一皿として観光客にも支持されています。
牛鍋は横浜の歴史ある名物料理で関内周辺の老舗が有名
牛鍋は横浜の歴史ある名物料理であり、関内・馬車道から伊勢佐木町周辺の老舗料理店で明治時代から受け継がれる味を堪能できます。
1862年に横浜港付近の居留地に住む外国人の牛肉料理からヒントを得て、日本人の口に合う味噌や醤油で牛肉を煮込むスタイルが生まれました。
横浜港付近の居留地に住む外国人たちが食べていた牛肉料理にヒントを得て、横浜の居酒屋「伊勢熊」の主人が1862年に初の牛鍋屋を開業。
引用元:農林水産省 うちの郷土料理
明治元年(1868年)創業の太田なわのれん(末吉町)、明治26年(1893年)創業のじゃのめや(伊勢佐木町)、明治28年(1895年)創業の荒井屋(本店は曙町、万國橋店は馬車道)といった創業100年を超える老舗が今も営業を続けており、当時の味わいに触れることができます。
味噌や醤油を使ったたれで最初から牛肉と野菜を煮込む牛鍋は、肉を焼いてから煮るすき焼きとは作り方が異なります。太田なわのれんの味噌仕立てなど店ごとの味わいを食べ比べることは、横浜の食の歴史を深く知る手がかりになるでしょう。
農林水産省「うちの郷土料理」によれば、横浜市内の小学校では毎年1月に牛鍋をアレンジした「すき焼き風煮」が給食で提供されており、地元の食育にも貢献しています。
馬車道エリアを散策しながら味わう牛鍋は、横浜の名物料理の中でも格別な歴史体験を伴うご当地グルメです。
横浜にしかないグルメの名店!絶品ディナーやランチの人気店を厳選
横浜にしかないグルメの名店を探す方は、中華街の専門店から馬車道・関内や野毛の老舗レストラン、横浜駅周辺にも店を構える地元チェーンまで多彩な選択肢に出会えます。
横浜には全国展開していない地元密着型の絶品グルメ店が数多く存在し、ディナーからランチまで用途に合わせたお店選びが可能です。
横浜にしかない店で味わう食事は、旅行の特別な思い出となるだけでなく、地元の食文化を深く知る機会にもなるでしょう。
老舗の洋食レストランや中華街の名店は週末や夜に混み合うこともあるため、予約できるかどうかも含めて事前に確認しておくと安心です。
美味しいご飯を安い価格で楽しめるランチスポットも横浜には豊富に揃っています。
ここからは、横浜にしかない絶品グルメの名店をエリア別・ジャンル別に紹介していきます。
横浜にしかない絶品グルメの名店をエリア・ジャンル別に紹介
横浜にしかない絶品グルメの名店は、中華街・馬車道・関内・野毛・元町・横浜駅周辺などの各エリアに点在し、地元民が日常的に通う店こそ本当のおすすめです。
全国展開していない横浜の店では、シウマイやサンマーメン、牛鍋のように横浜で生まれた料理を、発祥とされる店や老舗で味わえます。
以下に、横浜にしかないグルメの名店をエリア・ジャンル別に整理しました。
- 中華街の名店:小籠包や中華まん、点心の専門店で行列のできる人気店
- 山下町・野毛の老舗洋食店:ナポリタンやドリアを生んだホテルニューグランドや、昭和21年創業のセンターグリルなどの歴史的名店
- 横浜駅周辺のローカルチェーン:神奈川県内のみで展開する飲食チェーン
- 元町・山手エリアのカフェ:横浜の港町文化が息づくおしゃれなカフェやベーカリー
- 野毛エリアの飲食店:居酒屋やバルが立ち並ぶ横浜有数の飲み屋街で、昔ながらの洋食店も営業
観光ガイドには載りにくい地元密着型の店ほど、横浜でしか味わえない独自の魅力を持っています。
横浜にしかないグルメを満喫するには、定番スポットだけでなく地元民の口コミも参考にするのが賢明です。
横浜中華街で蒸したて・焼きたてを味わえる中華まんや点心の名店
横浜中華街の中華まんや点心は、店頭で蒸したて・焼きたてを食べ歩きできるのが魅力で、中華街ならではの本格的な味わいと手作りの技術が光る一品です。
横浜中華街には600以上の店舗がひしめき、そのうち約200店が中国料理店として営業しています(横浜市移住サイト掲載時点)。
横浜中華街は、150年以上の歴史を持つ日本最大級の中華街で、600以上の店舗がひしめき合い、そのうち約200店が中国料理店という横浜を代表するグルメスポット。
引用元:横浜市
江戸清のブタまんは1個250g・直径約11cmの大ぶりで、中華街大通りの本店(10:00〜19:30、土曜は21:00・日曜は20:30まで、無休)などで店頭のせいろから蒸したてを買えるため、食べ歩きグルメとして中華街を訪れる観光客に人気です。
鵬天閣の焼き小籠包は外はカリッと中は肉汁がたっぷり溢れ出す独自の焼き上がりが人気で、中華街大通りの新館(元町・中華街駅から徒歩4分、11〜22時・年中無休)では土日に行列ができます。
どちらも公式通販で冷凍品を取り寄せられますが、蒸したて・焼きたてを味わえるのは中華街の店頭ならではで、訪問する価値が十分にあるでしょう。
横浜にしかないチェーン店で味わえるご当地グルメ
横浜にしかないチェーン店には、神奈川県内限定で展開するご当地グルメの飲食店がいくつも存在します。
ハングリータイガーは横浜市内を中心に神奈川県内で展開するハンバーグ専門チェーンで、鉄板で提供されるジューシーなハンバーグが地元民に長年愛されてきました。
崎陽軒中華食堂は横浜駅東口の地下街・横浜ポルタ(崎陽軒本店入口横)にある崎陽軒の中国料理店で、昔ながらのシウマイ10個が付く「崎陽軒シウマイ満足定食」(1,700円)や横濱サンマー麺(1,200円)を気軽に味わえます(11〜23時、2026年10月時点)。
サンマーメンの名店としては、1918年(大正7年)創業の玉泉亭が知られています。2代目が考案したサンマーメンが看板で発祥の店ともいわれますが、発祥には諸説あり、横浜中華街発展会協同組合は聘珍樓の料理長が昭和5年に考案したと紹介しています。
玉泉亭は横浜中華街ではなく、伊勢佐木町の本店(阪東橋駅から徒歩5分・火曜定休)と横浜駅の横浜ポルタ店(11〜22時)で味わえます。
全国展開するチェーンとは一線を画す地元密着型の味わいは、横浜に足を運んだからこそ体験できる特別なグルメでしょう。
横浜にしかないチェーン店は、観光客だけでなく地元で暮らす人々の日常食としても欠かせない存在です。
横浜の名物ディナーにおすすめの老舗レストランと人気店
横浜の名物ディナーを楽しむなら、関内・馬車道から伊勢佐木町、野毛、山下町にかけて点在する老舗と、みなとみらいの人気店が狙い目です。
開港以来の歴史を持つ横浜には、明治創業の牛鍋店(太田なわのれん・じゃのめや・荒井屋)や中華街の萬珍樓など、創業100年を超える老舗が今も営業しており、ディナーでその歴史を味わえます。
格式ある老舗で味わう牛鍋やフレンチコース、中華街の高級料亭で堪能する本格中華ディナーなど、横浜ならではの特別な時間を過ごせるでしょう。
みなとみらいの夜景を眺めながら食事ができるレストランも人気が高く、デートや記念日のディナーにぴったりです。
人気店は週末や記念日の時期に満席になることもあるため、予約を受け付ける店なら訪問日が決まった時点で席を確保しておくと確実です。
横浜の名物ディナーは、料理の味だけでなく港町の雰囲気まで堪能できる贅沢な体験として強くおすすめします。
関内・馬車道から野毛にかけての老舗で牛鍋やナポリタンを堪能する
関内・馬車道から野毛にかけては、明治創業の牛鍋店や戦後すぐに開業した洋食店が今も営業しており、横浜名物の料理を歴史ある空間で堪能できます。
太田なわのれん(中区末吉町、日ノ出町駅から徒歩7分)は明治元年(1868年)創業の牛鍋の老舗で、ぶつ切りの牛肉を浅い鉄鍋で味噌とともに煮る創業当時からの牛鍋を今も提供しています。ぶつ切り牛鍋は8,200円(税込・サービス料10%別、2人前から)。営業は平日17〜21時、土日祝12〜15時・17〜21時で、月曜と第1・3・5日曜が定休です(2026年10月時点)。
荒井屋は明治28年(1895年)創業の牛鍋店で、馬車道駅6番出口から徒歩1分の万國橋店(11:00〜14:30・17:00〜22:00、月曜定休)と、伊勢佐木長者町駅から徒歩5分の本店(曙町、火曜定休)があります。名代の牛鍋は4,950円から(税込・奉仕料10%別、2026年10月時点)です。
明治26年(1893年)創業のじゃのめや(伊勢佐木町5丁目)は、火〜金は17時、土日は12時からの営業(ラストオーダーは21時)で、牛鍋コースは1人前9,500円から(税込、2026年10月時点)、月曜と第1日曜が定休です。
洋食なら、昭和21年(1946年)に野毛で開業したセンターグリル(桜木町駅・日ノ出町駅から徒歩5分)の、太麺に創業時からのケチャップを絡めたスパゲッティーナポリタン(980円、2026年10月時点)が横浜の洋食文化を象徴する一皿です。営業は11:00〜19:30(ラストオーダー)で、月曜(祝日の場合は翌火曜)と第1・3火曜が定休です。
これらの店は馬車道・伊勢佐木町周辺・野毛に分かれていて、太田なわのれんは関内駅から徒歩15分かかるため、最寄り駅を確かめて行く店を1軒決め、予約してから向かうと安心です。
月曜は太田なわのれん・荒井屋 万國橋店・じゃのめや・センターグリル(祝日なら営業)がそろって定休なので、月曜に牛鍋を食べるなら火曜定休の荒井屋 本店を選びましょう。
関内・馬車道から野毛にかけての老舗は、横浜の食文化を体現する名店揃いといえます。
横浜にしかない店で味わう絶品ディナーコース
横浜にしかない店で味わう絶品ディナーコースは、港町ならではの食材と洗練された調理法が融合した特別な体験を提供します。
ホテルニューグランドのメインダイニング「ル・ノルマンディ」(タワー館5階、ディナー17:30〜21:00・ラストオーダー20:00)では、横浜港を望む空間で本格フレンチのコースディナーが楽しめ、ナポリタンやドリアを生んだホテルの伝統を感じ取ることができます。
横浜中華街では、萬珍樓をはじめとする老舗料理店で広東料理をベースにした本格コースディナーを堪能できます。
みなとみらいエリアでは、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル31階の中国料理「驊騮(かりゅう)」が横浜港側と観覧車側の席を備え、夜景とともにディナーコースを楽しめます(ディナー17:30〜、ラストオーダー21:00、2026年10月時点)。なお、ランドマークタワーの横浜ロイヤルパークホテルは2025年3月31日から休業中で、再開は2028年度の予定です。
ディナーコースの料金は、萬珍樓本店が1名8,000〜24,000円(2名から・税込、別途サービス料10%)、ル・ノルマンディが16,000〜32,000円(税・サービス料込)と幅があり、予算に応じて選べます(2026年10月時点。最新の料金・営業情報は各店公式サイトでご確認ください)。
横浜の絶品ディナーを求めるなら、老舗の歴史と港町のロケーションを併せ持つ店を選ぶことで、料理以上の満足感を得られます。
横浜で美味しいご飯を安い価格で楽しめるランチの人気店
横浜で美味しいご飯を安い価格で楽しむなら、ランチタイムの活用が最も効率的な方法です。
横浜中華街の老舗でも平日のランチなら、萬珍樓本店の麺・飯ランチが1,500円〜(税込・別途サービス料10%)、重慶飯店本館のランチセットが1,800円〜(税・サービス料込)と、2,000円前後で本格中華を味わえます(2026年10月時点)。
横浜駅周辺には、家系ラーメンの元祖・吉村家(ラーメン並890円、2026年10月時点)や、サンマーメン発祥の店といわれる玉泉亭の横浜ポルタ店(横浜駅東口地下街)があり、横浜ご当地グルメを手軽に味わえます。
以下に、横浜で安い価格で楽しめるランチの人気ジャンルを整理しました。
- 中華街の老舗の平日ランチ:萬珍樓本店の麺・飯ランチ1,500円〜、重慶飯店本館のランチセット1,800円〜
- 家系ラーメン:元祖・吉村家のラーメン(並)は890円で、濃厚な豚骨醤油ラーメンを堪能
- サンマーメン:横浜駅東口の地下街ポルタにある玉泉亭などで、横浜発祥の野菜あんかけラーメンを味わえる
- 野毛エリアの洋食店:センターグリルのスパゲッティーナポリタンが980円(2026年10月時点)など、昔ながらの味を手ごろに
- 横浜駅の駅ビルランチ:横浜ポルタやそごう横浜店10階のダイニングパークなど、駅直結のレストラン街でランチを選べる
野毛エリアは桜木町駅・日ノ出町駅近くに居酒屋が立ち並ぶ横浜有数の飲み屋街で、センターグリル(11時開店)のように昼から営業する店もあり、地元の人に混ざってランチを楽しめます。
横浜で美味しいご飯を安い価格で食べたい方は、ディナータイムより格段にお得なランチメニューを狙うのが横浜グルメの賢い楽しみ方です。
個室やおしゃれなお店で友人とランチを楽しみたい方は、横浜の女子会ランチおすすめ特集で詳しく紹介しています。
横浜名物の中華以外で食べたい有名な食べ物とご当地グルメ
横浜名物は中華以外にも洋食・スイーツ・クラフトビールなど多彩なご当地グルメが揃い、横浜の食の奥深さを知ることができます。
横浜中華街のイメージが強いため中華料理ばかりが注目されがちですが、実際にはナポリタンやドリア、ビールといった横浜発祥の洋食文化も見逃せません。
みなとみらいや横浜駅周辺にも中華以外の横浜名物を提供する名店が集まっており、ランチからディナーまで幅広い選択肢を楽しめるでしょう。
横浜が始まりとされるアイスクリームやビールのように、食後やカフェタイムに楽しめる名物もあります。
ここでは、横浜名物の中華以外で食べたい有名な食べ物とご当地グルメをエリア別に紹介していきます。
横浜名物は中華以外にも洋食やスイーツなどご当地グルメが豊富
横浜名物は中華以外にも洋食やスイーツなどご当地グルメが豊富に存在し、開港以来の歴史が多彩な食文化を生んできました。
ナポリタンやドリアはホテルニューグランドで誕生した洋食メニューとして知られ、横浜の代表的な中華以外のグルメに位置づけられています。
クラフトビールの分野では、横浜市内に10か所以上のブルワリーが存在し、全国の市町村の中でもトップクラスの数を誇っています。
現在は横浜市内に10か所以上のクラフトビールのブルワリー(醸造所)があり、その数は全国の市町村のなかでトップクラスです。
引用元:横浜市 移住サイト
スイーツでは、1869年(明治2年)に町田房造が馬車道で作った「あいすくりん」が日本のアイスクリームの始まりとされています。明治の西洋館を再現した馬車道十番館の「ビスカウト」のように、開港期の洋菓子文化を感じられるお菓子も定番の横浜土産として親しまれています。
中華以外の横浜名物は、港町の異国情緒と日本の職人技が融合した独自のグルメばかりでしょう。
横浜を訪れた際は中華街だけでなく、洋食やスイーツの名店まで足を延ばすことで、横浜グルメの全体像を味わい尽くせます。
横浜発祥のビールやスイーツなど食文化の歴史と魅力
横浜は日本におけるビール醸造発祥の地であり、スイーツやパン文化の先駆けとしても長い歴史を誇っています。
1870年(明治3年)にノルウェー系アメリカ人のウィリアム・コープランドが横浜の山手居留地にビール醸造所「スプリング・バレー・ブルワリー」を開設し、これが日本で産業として継続的にビールを製造した最初の醸造所とされています。
日本のビール発祥の地、それは横浜。明治3年(1870)米国人コープランドが山手に醸造所をつくったのが最初で、これをキリンビールが引き継いだ。
引用元:横浜市鶴見区
パンでは、1862年(文久2年)にロバート・クラークが開いた「日本の食パンの元祖」ヨコハマベーカリーの暖簾を1888年(明治21年)に受け継いだ元町のウチキパンが今も営業を続け(9:00〜19:00、月曜定休・祝日の場合は火曜)、スイーツでは喜久家洋菓子舗のラムボールは横浜土産の定番として長年親しまれています。
食パン・アイスクリーム・ビールなど、日本の食文化に欠かせない食品の多くが「横浜が始まり」といわれていることは、この街の食文化の深さを物語るでしょう。
横浜発祥の食べ物を巡ることは、日本の近代食文化史そのものを体感する旅になります。
横浜でしか食べられないランチは洋食・カフェが狙い目
横浜でしか食べられないランチを探すなら、山下町や元町エリアの洋食店やカフェに注目するのが賢明です。
ホテルニューグランドの本館1階のカフェ「ザ・カフェ」では、発祥の地でスパゲッティ ナポリタン(2,340円)やシーフードドリア(3,289円)を味わえ(2026年10月時点)、横浜で生まれた洋食の原点に触れられます。
元町商店街では老舗のベーカリーや洋菓子店をめぐってスイーツを楽しみ、港の景色は坂を上った港の見える丘公園(元町・中華街駅から徒歩5分)の展望台から横浜港やベイブリッジを眺めるのがおすすめです。
山手の洋館エリアには、1927年築の洋館を使ったえの木てい本店(元町・中華街駅6番出口から約7分)があり、クロックムッシュなどの軽食やケーキセットを異国情緒あふれる空間で楽しめます。山手111番館・外交官の家・エリスマン邸にも喫茶室があります。
横浜でしか食べられないランチ体験を求めるなら、中華以外の洋食・カフェを中心にお店探しをすることで、他の観光地にはない横浜グルメの魅力を発見できます。
みなとみらいエリアで味わう横浜名物グルメのおすすめ店
みなとみらいエリアで横浜名物を味わうなら、赤レンガ倉庫の崎陽軒やハンマーヘッドのハングリータイガー、醸造所を併設したビールの店が目当てになります(ランドマークプラザやMARK IS みなとみらいの飲食フロアには、家系ラーメンや崎陽軒の店は入っていません。2026年10月時点)。
横浜赤レンガ倉庫2号館1階の崎陽軒 横浜赤レンガ倉庫店(フードコート、11〜21時)では横濱サンマー麺(1,280円)や店舗限定の「赤レンガシウマイ」(3個660円)が、横浜ハンマーヘッド2階のハングリータイガー(11〜22時)ではハンバーグが味わえます(2026年10月時点)。
みなとみらい周辺はクラフトビールの醸造所も多く、横浜ハンマーヘッドの「QUAYS pacific grill」は醸造所を併設したレストランです。少し足をのばせば、横浜ビールの直営店「UMAYA」(中区住吉町、JR桜木町駅・みなとみらい線馬車道駅から徒歩5分。2階のレストランは月〜木17時・金16時・土日祝11:30から、年末年始以外無休)で、1階の醸造所でつくる出来たてのビールを楽しめます。
ビール文化発祥の地、横浜。その中でもみなとみらいエリアは、クラフトビール醸造所(以下ブルワリー)が6つも存在する日本有数の地であり、クラフトビールの街と言えます。
引用元:横浜市 STYLE100(2025年2月6日掲載)
赤レンガ倉庫内のレストランでは横浜港の景色とともにディナーやランチを堪能でき、観光と食事を同時に楽しめるでしょう。
横浜駅からみなとみらい線の各駅停車で5分の馬車道駅から、赤レンガ倉庫は徒歩約6分(日本大通り駅からも約6分)、ハンマーヘッドは徒歩10分(みなとみらい駅からは12分)です。
中華街や関内・野毛の店と組み合わせて1日で回る順番は、7章の「横浜観光で外せない有名な食べ物とおすすめエリアの回り方」で紹介しています。
みなとみらいで食事と一緒に回りたい観光スポットは、みなとみらい観光スポットおすすめランキングで詳しく紹介しています。
横浜駅周辺で食べられる名物グルメランキングと人気店
横浜駅周辺では、駅直結の地下街・駅ビルや西口のビルに崎陽軒中華食堂・玉泉亭・勝烈庵・ハングリータイガーなど横浜生まれの店が入っており、家系ラーメンの元祖・吉村家も西口から歩いて行けます。
横浜駅東口の地下街・横浜ポルタには崎陽軒中華食堂やサンマーメン発祥の店ともいわれる玉泉亭が、西口のジョイナス地下1階には昭和2年創業のかつれつの老舗・勝烈庵(11〜23時、ロースかつ定食2,750円)が入っており(2026年10月時点)、電車の待ち時間にも横浜グルメを堪能できます。
西口の横浜モアーズ8階には、1969年に保土ヶ谷で創業したハンバーグの老舗ハングリータイガー(11〜22時)があり、炭火で焼いて熱々の鉄板で出す牛肉100%のオリジナルハンバーグステーキ(220g、単品2,390円・2026年10月時点)が地元客に長く親しまれています。
以下に横浜駅周辺で食べられる名物グルメをジャンル別に整理しました。
- 家系ラーメン:元祖・吉村家が西口から徒歩約10分(直系1号店の杉田家はJR根岸線の新杉田駅近く)
- シウマイ関連:東口の崎陽軒本店に中国料理「嘉宮」などのレストラン、本店入口横の崎陽軒中華食堂でシウマイ定食(1,700円〜)
- サンマーメン:横浜ポルタの崎陽軒中華食堂(横濱サンマー麺1,200円)や玉泉亭で味わえる
- 洋食:ジョイナス地下1階の勝烈庵(かつれつ)や横浜モアーズ8階のハングリータイガー(ハンバーグ)
- スイーツ:CIAL横浜の地下1階にありあけの「横濱ハーバー」、そごう横浜店・横浜高島屋の地下に霧笛楼など横浜の洋菓子店が出店
横浜駅は複数路線が乗り入れるターミナル駅のため、観光の起点としても帰り際の食事スポットとしても利用しやすいでしょう。
東口のポルタ・崎陽軒本店、西口のジョイナス・モアーズのどこにある店かを確かめてから向かえば、乗り換えの合間でも横浜名物を楽しめます。
食事の前後に立ち寄れる横浜駅周辺の見どころは、横浜駅周辺の観光スポットおすすめで詳しく紹介しています。
横浜の有名な食べ物をお土産に!横浜名物お土産ランキング
横浜の有名な食べ物はお土産としても人気が高く、崎陽軒のシウマイから横濱ハーバー、おしゃれなスイーツまで横浜名物お土産の選択肢は幅広く揃っています。
横浜駅や横浜中華街、みなとみらいエリアの各所で購入でき、旅の思い出を自宅に持ち帰ったり大切な人に贈ったりすることが可能です。
横浜のお土産ランキングでは崎陽軒のシウマイや横濱ハーバーといった定番が上位に入りますが、通販では買えない店頭限定品や、女子ウケするおしゃれなスイーツも選べます。
ばらまき用に安い価格で買えるお菓子から、特別感のあるお菓子以外の雑貨や名物まで、予算と用途に応じたお土産選びが可能でしょう。
ここからは横浜名物お土産ランキングの上位商品や限定品を詳しく紹介します。
横浜お土産ランキング上位の定番名物はシウマイとハーバー
東急電鉄の公式サイトが2026年5月に300人へ聞いた「横浜のお土産ランキング」では、1位が横濱ハーバー ダブルマロン(58票)、2位が崎陽軒の昔ながらのシウマイ(46票)で、この2つが横浜土産の定番です。
崎陽軒のシウマイは横浜名物の代名詞として全国的な知名度を持ち、横浜駅では中央通路(改札外)の売店や駅ビルのシァル横浜、そごう横浜店など複数の売り場で買えます。
横濱ハーバーは船の形をした焼き菓子で、薄くソフトなカステラ生地で、刻んだ栗入りの自家製「ハーバー餡」を包んだマロンケーキです。
以下に横浜お土産ランキング上位の定番商品を整理しました。
- 崎陽軒 昔ながらのシウマイ:干し帆立貝柱の風味が効いた横浜を代表する名物(6個入370円・15個入740円・税込、2026年10月時点)
- 横濱ハーバー ダブルマロン:刻んだ栗入りの餡をカステラ生地で包んだ船型のマロンケーキ(5個入1,188円・税込、2026年10月時点)
- 崎陽軒 シウマイ弁当:シウマイとおかずの組み合わせが絶妙な定番弁当(1,180円・税込、2026年10月時点)
- 横濱レンガ通り:アーモンドと生キャラメルをクッキー生地でサンドした焼き菓子(6個入729円・税込、2026年10月時点。横浜駅ではそごう横浜店の地下2階などで販売)
- ありあけ 横濱ハーバーの季節限定の味:2026年秋は「ハロウィンハーバー スイートポテト」や「ミルクハーバー パンプキン」など季節ごとに替わる(抹茶味は定番の「開港ハーバー 抹茶黒蜜」)
いずれも横浜駅の売店やお土産コーナーで買えます。ハーバー(賞味期限は製造日より60日)やレンガ通り(製造日から90日)は常温で日持ちしますが、昔ながらのシウマイは消費期限が短いので、持ち帰りにかかる時間に注意しましょう。
横浜お土産選びで迷ったら、シウマイとハーバーを組み合わせれば甘いものとしょっぱいものの両方が揃い、受け取る側の満足度を高められます。
崎陽軒シウマイや横濱ハーバーなど王道お土産の魅力
崎陽軒シウマイと横濱ハーバーは横浜の王道お土産として、長年にわたり多くの人に選ばれ続けてきました。
崎陽軒のシウマイは冷めてもおいしいように作られているのが魅力で、遠くへ持ち帰るなら常温で日持ちする真空パックも選べます(日持ちの目安はこのあと紹介します)。
横濱ハーバーはありあけが製造する横浜銘菓で、1954年に旧有明製菓が発売した栗のお菓子「ロマン」が始まりで、1966年に船の形にちなんで「ハーバー」と改名されました(1999年の旧有明製菓の倒産で一時姿を消し、2001年に復活)。しっとりした食感と栗入りの餡のほのかな甘みが世代を問わず支持されています。
横濱レンガ通りを作るウイッシュボンは金沢区福浦に工場直売店(金沢シーサイドラインの産業振興センター駅から徒歩約1分、10:00〜16:00・日曜と月曜は休み、2026年10月時点)を構えており、横浜市の情報サイト「みんなのいいね!」でも横浜の工場直売所の一つとして紹介されています。
「横濱レンガ通り」は、香ばしくローストしたアーモンドに自家製生キャラメルを絡め、特製のクッキー生地でサンドした、レンガをモチーフにした焼き菓子。
引用元:横浜市「みんなのいいね!」
崎陽軒ではシウマイ以外にもシウマイまんやレトルトの「横濱かりぃ」などオリジナル商品を展開しており、横浜土産のバリエーションを広げています。
横浜の王道お土産を選ぶ際は、昔ながらのシウマイの消費期限が製造から17時間(12時間以内に冷蔵すれば40時間)と短い点に留意し、日持ちを優先するなら常温で製造から5か月もつ真空パックシウマイ(15個入740円・税込)を選ぶのが確実です。
王道だからこそ安心感があり、横浜のお土産選びで失敗しない最も確実な選択肢といえます。
横浜のお土産で女子ウケするおしゃれスイーツを厳選
横浜のお土産で女子ウケを狙うなら、パッケージデザインが洗練されたおしゃれスイーツを選ぶのが効果的です。
霧笛楼の「横濱煉瓦」や馬車道馬蹄パイのように、横浜の街にちなんだ形の洋菓子もあります。
以下に女子ウケするおしゃれな横浜スイーツお土産を厳選しました。
- 霧笛楼 横濱煉瓦:チョコレートケーキをレンガに見立てた濃厚な焼き菓子(4個入1,534円)
- 喜久家 ラムボール:ラム酒が香るチョコレートコーティングの元町銘菓(元町2丁目の喜久家洋菓子舗で販売)
- ガトー・ド・ボワイヤージュ 幸せを呼ぶ馬車道馬蹄パイ:馬蹄型のパイ菓子(5個入594円・10個入1,188円)
- バニラビーンズ ショーコラ:横浜発のチョコレートブランドによる生チョコレートのクッキーサンド(4個入1,987円、みなとみらい本店や横浜高島屋などで販売)
- えの木てい チェリーサンド:山手の洋館カフェの看板商品で、ダークチェリーとクリームをはさんだ要冷蔵のお菓子(6個入2,678円、山手本店と公式通販で販売)
価格はいずれも税込・2026年10月時点です。横浜駅で買うなら、霧笛楼はそごう横浜店の地下2階と横浜高島屋の地下1階、馬車道馬蹄パイはシァル横浜の地下1階とそごう横浜店の地下2階に売場があります。
女子ウケするお土産を探すなら、元町や山手エリアの洋菓子店を中心にチェックすることで、横浜らしいおしゃれなスイーツに出会えます。
横浜でしか買えないお土産やお菓子は通販なしの限定品が狙い目
横浜でしか買えないお土産やお菓子の中には、通販では購入できない店舗限定品が多数あり、現地を訪れた方だけが手に入れられる特別感が魅力です。
崎陽軒横浜工場(都筑区、JR横浜線の小机駅から徒歩約17分)の売店「プチミュージアムショップ」(火・水・金・土曜の10:00〜16:00、予約不要)では、工場できたてのシウマイ(昔ながらのシウマイ3個150円など)をその場で食べられます(できたては持ち帰り不可)。中華街の各店が中秋節の時期だけ店頭に並べる中秋月餅も、横浜に足を運ばなければ出会えない味です(2026年は萬珍樓が8月15日〜9月27日など、多くの店で9月末までに終了。ふつうの月餅は通年で買えます)。
横浜高島屋やそごう横浜店のデパ地下では、フランセの「横濱ミルフィユ」(神奈川県内の5店舗だけで販売・通販なし、8個入1,620円)のように店頭でしか買えない菓子も扱っています。そごう横浜店ではアンテノールの横浜限定「横濱バウムクーヘン」(1,512円)も販売しています(価格は税込・2026年10月時点)。なお、そごう横浜店は2028年度にかけて大規模改装を進めているため、売場の位置が変わることがあります。
横浜赤レンガ倉庫でも、館内のショップが「横浜赤レンガ倉庫限定」の焼き菓子などを販売しており、最新の限定品は公式サイトの「ブリックガイド」で確認できます。
通販で買えない限定品は希少性が高いため、贈り物として受け取った際のインパクトが大きく、特別な相手へのお土産に適しています。
横浜でしか買えないお土産を探す際は、駅ビル・デパ地下・商業施設の3箇所を重点的にチェックするのがおすすめです。
横浜駅の駅ビルや百貨店など、お土産を探せる買い物スポットは横浜駅のショッピングガイドで詳しく紹介しています。
横浜駅で買えるお土産と店頭限定のお菓子を紹介
横浜駅だけで売る限定品は多くありませんが、駅直結のそごう横浜店や横浜高島屋、駅ビルのシァル横浜には、フランセの「横濱ミルフィユ」のような店頭でしか買えないお菓子や横浜銘菓の店がまとまっています。
崎陽軒は時期ごとに、限定絵柄のひょうちゃん(醤油入れ)を入れた特別パッケージのシウマイを出しています(2026年10月1日から10月20日まで(予定)は「神奈川県警察×崎陽軒 昔ながらのシウマイ」15個入・740円)。横浜駅限定ではなく、神奈川・東京を中心とした約160店舗で売られます。
JR横浜駅直結の駅ビル「CIAL横浜」の地下1階には、横濱ハーバー(ありあけ)やガトー・ド・ボワイヤージュ(馬車道馬蹄パイ)など横浜銘菓の店が集まっており、移動の合間にまとめてお土産を購入できるのが利点です。
横浜高島屋の地下1階にも、横浜キャラメルラボや霧笛楼など横浜ゆかりの菓子店が入っています。
新幹線の新横浜駅では新幹線改札内のギフトキヨスク(JR東海リテイリング・プラス)などが主な売場で、在来線の横浜駅とは店も品ぞろえも異なるため、どちらの駅を利用するかによってお土産の選択肢も変わるでしょう。
横浜駅でお土産を確実にそろえたいなら、乗車まで時間に余裕をもって売場に立ち寄るのが安心です。
横浜でしか買えないお土産でお菓子以外の雑貨や名物も人気
横浜でしか買えないお土産はお菓子だけでなく、雑貨や名物食品にも注目の商品が揃っています。
崎陽軒のひょうちゃんグッズは醤油入れのキャラクターをモチーフにした雑貨シリーズで、今治タオルのハンドタオルやタンブラー、小皿、ぬいぐるみなどがあります。横浜限定ではなく、崎陽軒本店ショップやシァル横浜店など一部の店舗で扱っており(ハンドタオルなどは公式通販でも購入可、2026年10月時点)、横浜駅で実物を見て選べます。
1949年創業の中華食材店・源豊江(旧・源豊行本店)では自家製のXO醤(120g 2,650円・税込、2026年10月時点)のほか辣油や豆板醤も扱っており、料理好きの方への贈り物に向いています(通販でも購入できます)。
以下に横浜でしか買えないお菓子以外のお土産を整理しました。
- 崎陽軒 ひょうちゃんグッズ:ハンドタオル・タンブラー・小皿などのオリジナル雑貨(一部店舗で販売)
- 横浜中華街の中華食材店の調味料:自家製XO醤のほか辣油・豆板醤など(通販もあり)
- 横浜スカーフ:横浜で捺染(プリント)されるシルクのスカーフで、かながわの名産100選のひとつ
- 横浜ビール:関内(中区住吉町)の醸造所で造るクラフトビールで、瓶・缶のほか缶の飲み比べギフトセットもある
- 元町のバッグ:明治15年に元町で創業した「キタムラ」など元町ブランドのバッグ(キタムラK2の元町本店には本店限定の商品もある)
開港後の横浜は生糸の一大輸出港として栄え、その流れのなかで生まれた横浜スカーフは、横浜ランドマークプラザ5階の専門店「伝統横濱スカーフ Marca」などで購入できます。
お菓子以外の横浜土産は実用性の高いアイテムが多いため、長く使ってもらえるお土産を選びたい方にぴったりでしょう。
横浜のお土産をばらまき用に安い価格で買えるおすすめ商品
横浜のお土産をばらまき用に安い価格で揃えたい場合、1個あたり100〜200円台で購入できる個包装タイプのお菓子が最適です。
横濱レンガ通りは個包装の焼き菓子が3個入378円・6個入729円・12個入1,350円(税込、2026年10月時点)で販売されており、職場への配り用お土産としてコストパフォーマンスに優れています。
崎陽軒の昔ながらのシウマイにも6個入(370円・税込)がありますが、消費期限が製造から17時間と短いため、配るなら当日中に渡せる相手向きです。
横浜中華街の萬珍樓には、個包装の小さな月餅(1個40g)を4種12個詰めた箱が3,500円(税込、2026年10月時点の公式オンラインショップ価格)であり、大人数への配布にも使えます。
ばらまき用のお土産は個包装であることが必須条件のため、購入前に包装形態を確認してから選ぶのが失敗しないコツです。
横浜ご当地グルメをお土産にできるお菓子や食べ物の販売店
横浜ご当地グルメをお土産として持ち帰りたい場合、崎陽軒の真空パックシウマイや中華街の冷凍点心など日持ちする商品を扱う販売店を利用するのがおすすめです。
崎陽軒本店をはじめ横浜駅の崎陽軒の売店では、常温で製造から5か月もつ真空パックシウマイが購入でき、遠方への持ち帰りにも適しています。
梅蘭やきそばで知られる横浜中華街の梅蘭は、冷凍の小籠包などの点心を通販で販売しており、自宅でも横浜中華街の味を楽しめます。
梅蘭は金沢区福浦に工場直売所「梅蘭福浦食品工場直売所」(産業振興センター駅から徒歩3分、10:00〜17:00・水曜休み、2026年10月時点)を構えており、横浜市の情報サイト「みんなのいいね!」でも横浜の工場直売所の一つとして紹介されています。
中華街にも本店がある梅蘭は、「梅蘭やきそば」が有名ですよね。直売所では、点心などをお得な値段で販売しています。
引用元:横浜市「みんなのいいね!」
江戸清のブタまんや点心も公式通販で冷凍品を扱っているため、旅行中に持ち歩かなくても自宅で中華街の味を楽しめます。
関内に醸造所を持つ横浜ビールの缶ビール飲み比べセットはクラフトビール好きの方へのお土産に喜ばれる一品でしょう。
横浜ご当地グルメのお土産を選ぶ際は、賞味期限と保冷の必要性を事前に確認してから購入すると、帰宅後も最高の状態で横浜の味を楽しめます。
横浜中華街の有名な食べ物と食べ歩きで人気のグルメを紹介
横浜中華街は日本最大級の中華街として150年以上の歴史を持ち、有名な食べ物と食べ歩きグルメが集結した横浜を代表するグルメスポットです。
600以上の店舗がひしめく中華街では、小籠包・中華まん・点心などの定番グルメから、本格的な広東料理・四川料理・上海料理まで多彩なジャンルを楽しめます。
食べ歩きグルメだけでなく、老舗料理店でのランチやディナーも横浜中華街の醍醐味でしょう。
中華街のメインストリートだけでなく路地裏にも隠れた名店が点在しており、何度訪れても新しい発見があります。
ここでは横浜中華街で外せない有名な食べ物と食べ歩きの人気グルメ、老舗料理店の情報を紹介します。
横浜中華街で有名な食べ物は小籠包・中華まん・点心が定番
横浜中華街で有名な食べ物として真っ先に挙がるのが、小籠包・中華まん・点心の3大カテゴリです。
小籠包は薄い皮の中に熱々の肉汁スープが閉じ込められた料理で、口の中でジュワッと広がる旨みが多くのファンを引きつけています。
中華まんは豚まん・あんまんを中心に、フカヒレまんやカレーまんなど各店舗がオリジナルの種類を競い合い、横浜中華街の食べ歩き文化を支えてきました。
点心は蒸し餃子・エビ蒸し餃子・焼売・春巻きなど多彩なバリエーションがあり、少しずつ複数種類を味わえるのが魅力です。
神奈川県横浜市には、1859年の開港以降、諸外国との貿易のため外国人居留地が形成された。中国人は日本人と西洋人が貿易をする上で重要な買弁として日本に渡り、中国人街を築いた。
開港以来160年以上の歴史の中で中国各地の料理人が集まった結果、横浜中華街では広東・四川・上海・北京の各料理が高い水準で揃うようになりました。
横浜中華街を訪れたら小籠包・中華まん・点心の3つは必食であり、これらを中心に食べ歩きプランを組むのが横浜中華街を満喫する基本です。
横浜中華街の食べ歩きグルメランキングと人気のお店を厳選
横浜中華街の食べ歩きで定番なのは、焼き小籠包・大ぶりの豚まん・北京ダック巻き・ごま団子などです。
鵬天閣の焼き小籠包は土日に行列ができる食べ歩きの定番で、外側をパリッと焼き上げた生地の中からあふれ出す肉汁スープが圧巻の一品です。
江戸清の大きな豚まんは1個で十分な食べ応えがあり、中華街のメインストリートで片手に持ちながら食べ歩く光景は横浜中華街の風物詩になっています。
以下に、編集部のおすすめ順で横浜中華街の食べ歩きグルメを整理しました。
- 焼き小籠包(鵬天閣):外はカリカリ、中はジューシーな肉汁が溢れる名物
- 豚まん(江戸清):1個250gの大ぶりなブタまんを店頭のせいろで蒸したてで販売
- 北京ダック巻き:薄い皮で北京ダックを巻いた手軽な食べ歩きグルメ
- ごま団子:揚げたてのモチモチ食感とごまの香ばしさが人気
- エッグタルト:サクサクのパイ生地にカスタードクリームが詰まったスイーツ
食べ歩きの際は江戸清や鵬天閣などの人気店が並ぶ中華街大通りを、元町・中華街駅1番出口から朝陽門(東門)をくぐって西端の善隣門へ向かうルートが効率的でしょう。
食べ歩きだけで満足せず、お気に入りの店を見つけたら次回の訪問時にしっかりと着席して味わうことで、横浜中華街グルメの真価を体感できます。
横浜中華街の老舗料理店で本格中華ランチやディナーを味わう
横浜中華街の老舗料理店では、食べ歩きでは味わえない本格中華のランチやディナーが堪能でき、横浜グルメの深い層に触れることができます。
萬珍樓は1892年創業の広東料理の老舗で、本店(元町・中華街駅2番出口・石川町駅北口から各徒歩5分、平日11:00〜15:00・17:00〜22:00、土日祝11:00〜22:00、月曜定休・祝日は営業)ではランチコース(4,000円・5,500円、税込・別途サービス料10%)も選べます(2026年10月時点)。
重慶飯店は四川料理の名店として知られ、麻婆豆腐や担々麺など辛さと痺れが特徴のメニューが人気でしょう。
ランチは、重慶飯店本館(元町・中華街駅2番出口から徒歩約3分、平日の昼は11:30〜15:30・ラストオーダー14:30)の平日ランチセットが1,800〜3,500円(税・サービス料込)、萬珍樓本店の昼御膳が3,200円(平日・1日30食限定、税込・別途サービス料10%)などと、ディナーより手頃な価格で本格中華を楽しめます(2026年10月時点)。
横浜中華街の老舗料理店でのディナーやランチは、食べ歩きとはまた異なる横浜グルメの奥深い魅力を実感できる体験です。
なお、1884年(明治17年)創業の老舗広東料理店・聘珍樓は、横浜中華街の横濱本店が2022年5月に閉店し、本店の運営会社は同年6月に破産開始決定を受けました。ほかの店を運営していた株式会社聘珍樓も2025年5月20日に事業を停止して破産開始決定を受け、日比谷・吉祥寺などに残っていた店も閉店しています(東京商工リサーチ)。
古いガイドブックに載っていても今は食べられないため、老舗の広東料理を味わうなら、1892年創業で今も営業する萬珍樓(月曜定休、祝日は営業)などを選びましょう。
横浜の有名な食べ物の歴史と発祥!食文化を支えた老舗と伝統
横浜の有名な食べ物の多くは、1859年の開港を起点とする歴史と異文化交流の中から生まれた発祥グルメです。
港町として海外の食文化をいち早く取り入れた横浜では、牛鍋・ナポリタン・ドリア・ビールなど、のちに日本全国に広がった料理や飲料の多くが横浜発祥といわれています。
開港から160年以上の歴史の中で老舗が伝統を守り続けてきたことが、横浜の食文化に厚みと信頼感を与えているでしょう。
神奈川県横浜市のご当地グルメは、港町文化と日本の職人技が融合した独自の名物として全国に知られています。
ここでは横浜の食べ物の歴史と発祥を紐解きながら、食文化を支えてきた老舗と伝統を紹介します。
横浜はビール・ナポリタン・ドリアなど多くの食べ物の発祥地とされる
横浜市の記事でも、ビール・アイスクリーム・牛鍋・食パン・ナポリタン・ドリアなどが「横浜が始まりといわれるもの」として紹介されており、横浜は日本の近代食文化を切り開いた街といえます。
1859年に国際貿易港として開港した横浜では、外国人居留地を通じて西洋の食文化が日本にいち早く伝わりました。
神奈川県の食文化を語るうえで、欠かすことができないのが横浜港の存在である。幕末、ペリー艦隊の来航により長い鎖国が終わると、1859年には国際貿易港として横浜港が開かれた。以来、横浜は外国文化の玄関口として、世界の食文化を日本でいち早く受け入れてきた。
ビールについては、1870年(明治3年)にノルウェー系アメリカ人のウィリアム・コープランドが横浜山手に醸造所「スプリング・バレー・ブルワリー」を設立し、これが現在のキリンビールへとつながりました。
なお、前年の1869年(明治2年)には山手居留地46番に「ジャパン・ヨコハマ・ブルワリー」が建てられましたが数年で廃業しており、日本で初めて継続してビールを造った醸造所はスプリング・バレー・ブルワリーとされています。
ドリアもまた横浜発祥の料理であり、ホテルニューグランドの初代総料理長サリー・ワイル氏が考案したとされています。
1927年に来日した初代総料理長のサリー・ワイル氏がドリアを考案したことについて書かれています。
※ドリアの発祥の経緯等については、諸説あるようです。複数の資料をご確認ください。
引用元:レファレンス協同データベース(国立国会図書館)横浜市中央図書館の回答。1文目は資料『横浜流 すべてはここから始まった』の紹介
ナポリタン、ドリア、食パン、鉄道など、横浜発祥のものは数多くあります。
引用元:神奈川大学
横浜の食文化発祥の歴史を知ることで、普段何気なく食べているナポリタンやビールの背景に横浜という街の存在があることを実感できるでしょう。
横浜の老舗グルメ店は創業100年超の名店が今も地元で人気
横浜の老舗グルメ店には創業100年を超える名店が複数存在し、明治時代から続く伝統の味を今も地元で楽しめます。
牛鍋の太田なわのれんは1868年(明治元年)創業で、横浜の老舗料理店の中でも最も長い歴史を持つ名店の一つです。
明治元年に創業し当時の味を守り続ける「太田なわのれん」のほか、「じゃのめや」「荒井屋」など長い歴史をもつ老舗が現在も営業を続けている。
横浜における西洋料理の歴史もまた古く、大野谷蔵の西洋料理店については、1866年(慶応2年)に姿見町で開いたとする資料と、1869年(明治2年)に現在の中区末広町で開いたとする資料(横浜市観光情報の年表など)があります。
横浜の大野谷蔵(中略)が、慶応2年(1866年)8月、姿見町に西洋料理店を開いた。明治4年には駒形町代地に開陽亭を開業し、横浜における西洋料理店の元祖として繁昌した。
横浜中華街の萬珍樓(1892年創業)もまた100年超の歴史を持つ名店であり、広東料理の伝統を守り続けています。
これらの老舗は単に歴史が長いだけでなく、時代に合わせてメニューやサービスを進化させながらも核となる味わいを守り抜いている点が評価に値するでしょう。
横浜を訪れた際は、創業100年超の老舗で食事をすることで、横浜の食文化の厚みと奥深さを直接体感できます。
神奈川県横浜市のご当地グルメは歴史と港町文化が生んだ名物
神奈川県横浜市のご当地グルメは、開港以来の歴史と港町文化の融合から生まれた唯一無二の名物群です。
農林水産省の「うちの郷土料理」では、横浜の牛鍋やサンマーメンが神奈川県を代表する郷土料理として紹介されており、全国的にも認知された存在といえます。
とりわけ日本の食文化の大きな転機となったのが肉食文化の流入である。(中略)時代によって変遷はあるものの、江戸時代の日本では公には肉食が禁じられており、獣肉を口にすることがなかったが、明治の近代化政策により肉食が解禁。西洋人が好んで食べていた牛肉を日本人の口に合うよう調味した横浜生まれの「牛鍋」が大流行し、まさに文明開化を代表する味となった。
明治の開国以降、外国人居留地が設けられた開港場として発展した横浜は、海外から様々な技術・文化を取り入れ、「殖産興業」としての役割を果たしてきました。
引用元:横浜市立大学
横浜市は港の開放性と日本人の食に対する探究心が結びつき、洋食・中華・和食が融合した独自の食文化圏を形成してきました。
この記事で取り上げたシウマイ・サンマーメン・ナポリタン・牛鍋は、開港後に伝わった中国や西洋の食文化から生まれた料理で、1974年生まれの家系ラーメンも横浜で独自に発展したご当地グルメです。
神奈川県横浜市のご当地グルメは、日本の近代化と食文化の発展を一皿に凝縮した歴史的価値のある名物であり、食べることで横浜の歩みそのものを味わえるでしょう。
横浜の食べ物に関するよくある質問と横浜市名物ランキングまとめ
横浜の食べ物に関するよくある質問を整理し、横浜市名物ランキングや観光で外せないグルメ情報をまとめて紹介します。
横浜といえば何が有名かという疑問から、食べログ100名店の情報、観光ルートの組み方まで、横浜グルメに関する疑問を網羅的に解消する内容です。
初めて横浜を訪れる方から、何度も足を運んでいるリピーターまで参考になる情報を凝縮しました。
横浜観光の計画段階で知っておくと、限られた時間でも効率よくグルメスポットを巡れるでしょう。
ここからは、横浜の有名な食べ物に関する代表的な質問に一つずつ回答していきます。
横浜といえば食べ物は何が有名?横浜市名物ランキング(編集部選)で解説
横浜といえば食べ物で有名なのは、シウマイ・家系ラーメン・サンマーメン・ナポリタン・牛鍋の5品です(公的な「横浜市名物ランキング」は無く、この記事で選んだ代表的な名物です)。
農林水産省の「うちの郷土料理」では牛鍋やサンマーメンが神奈川県の代表的な郷土料理として紹介され、横浜市はしゅうまいへの支出額が県庁所在市・政令指定都市で1位(総務省「家計調査」2023〜2025年平均)で、崎陽軒のシウマイはその代表格として広く知られています。
以下は、この記事で選んだ横浜名物を、横浜発祥の歴史と知名度を目安に編集部が並べたおすすめ順です(公的な統計による順位ではありません)。
- 1位:崎陽軒のシウマイ〜横浜を代表するシューマイの名物
- 2位:家系ラーメン〜横浜市発祥の豚骨醤油ラーメンで全国展開
- 3位:サンマーメン〜横浜発祥の野菜あんかけラーメン
- 4位:ナポリタン〜ホテルニューグランド発祥の洋食
- 5位:牛鍋〜1862年に横浜の居酒屋「伊勢熊」が初の牛鍋屋を開いたとされる(農林水産省「うちの郷土料理」)
- 6位:中華街グルメ〜小籠包・中華まん・点心など
- 7位:横浜のクラフトビール〜横浜は日本のビール発祥の地とされる
このほか横浜発祥とされるドリアなどもあり、横浜の名物は幅広いジャンルにわたります。
横浜といえば食べ物の選択肢が豊富すぎて迷うほどですが、上記ランキングの上位5品を押さえておけば、横浜グルメの王道を確実に体験できるでしょう。
横浜の食べログ100名店に選ばれた絶品グルメの人気店とは
横浜の食べログ100名店に選ばれた絶品グルメの人気店は、家系ラーメン・中華料理・洋食・寿司など多ジャンルにわたり、横浜の食の水準の高さを証明しています。
食べログ100名店(正式名は「食べログ 百名店」)は、ジャンルごとに選出基準日時点の食べログの点数が高い上位100店を選ぶ食べログ独自の賞で、対象の店が多いジャンルは地域別に分けて発表されます。
家系ラーメンだけの部門はありませんが、神奈川県のラーメン店から選ぶ「ラーメン KANAGAWA 百名店 2025」(2025年12月発表)には、家系総本山 吉村家(2024年・2025年に選出)や吉村家直系1号店のラーメン 杉田家 本店など、家系の店が複数選ばれています。
中華では「中国料理 EAST 百名店 2026」(2026年3月発表)に萬珍樓 本店や華正樓 本店など横浜中華街の老舗が、洋食では「洋食 EAST 百名店 2025」に洋食キムラ 野毛店など野毛・関内周辺の洋食店が選ばれています。
百名店に選ばれた店は混み合うことがある一方、吉村家のように予約を受け付けない店もあります。食べログの店舗ページで予約の可否を確かめ、予約できる店は早めに席を押さえておくと安心です。
横浜の食べログ100名店を参考に店選びをすることで、限られた滞在時間でもハズレのないグルメ体験が可能です。
横浜観光で外せない有名な食べ物とおすすめエリアの回り方
横浜観光で外せない有名な食べ物を効率よく味わうには、みなとみらい・中華街・馬車道の3エリアを、みなとみらい線と徒歩でつないで回るのがおすすめです。みなとみらい駅から元町・中華街駅までは各駅停車で約4分です(2026年10月時点)。
午前中にみなとみらいエリアで横浜の景観を楽しみつつクラフトビールや軽食を味わい、昼には横浜中華街でランチと食べ歩きを堪能するのが王道の流れです。
午後は山下公園を散策しながら元町のカフェでスイーツ休憩を取り、夕方には関内・馬車道周辺の老舗で牛鍋(予約できる店は予約を)、または野毛の洋食店でナポリタンの夕食をとれば(センターグリルのラストオーダーは19:30)、1日で横浜グルメの主要ジャンルを網羅できます。
以下に横浜観光のグルメルートを時間帯別に整理しました。
- 午前:みなとみらいエリア〜赤レンガ倉庫のカフェで朝食(bills は平日9時・土日祝8時開店)、クラフトビールは赤レンガ倉庫2号館の BEER STAND & PIZZA BAR(平日11時・土日祝10時開店)で(2026年10月時点)
- 昼:横浜中華街〜小籠包・中華まんの食べ歩きと老舗での中華ランチ
- 午後:元町・山手エリア〜洋館巡りとカフェでスイーツ休憩(山手の西洋館は入館無料・9:30〜17:00、館によって第2または第4水曜が休館)
- 夕方:関内・馬車道周辺〜牛鍋の老舗でディナー(ナポリタンなら野毛の洋食店)
- 帰り際:横浜駅〜崎陽軒のシウマイや横濱ハーバーなどお土産を購入
横浜駅に戻る前にお土産を購入する時間を確保しておくと、シウマイやハーバーなどの定番土産を忘れずに入手できるでしょう。
横浜観光のグルメプランは、みなとみらい線の沿線に並ぶエリアを、行きは元町・中華街方面へ、夕方は馬車道・関内へ戻る順で組むと(元町・中華街駅から馬車道駅は各駅停車で約3分)、移動時間を抑えながら横浜の有名な食べ物を余すことなく満喫できます。
東京方面からは、東京駅から横浜駅までJR東海道線で25〜26分(IC528円・きっぷ530円)、横浜駅からはみなとみらい線の各駅停車でみなとみらい駅まで4分(IC193円・きっぷ200円)、元町・中華街駅まで8分(IC224円・きっぷ230円)です。渋谷からは東急東横線のみなとみらい線直通の特急でみなとみらい駅まで約32分(IC502円・きっぷ510円)、野毛のセンターグリルへは東京駅からJR京浜東北線(根岸線直通)で桜木町駅まで約44分(IC616円・きっぷ620円)です(いずれも大人片道・2026年10月時点)。