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Syrup16g(シロップじゅうろくグラム)は、日本のスリーピースロックバンド。1996年に結成され、2008年に解散。2014年6月27日に再結成を発表。


概要

ポリス、ザ・スミス、BARBEE BOYSなど広義のニュー・ウェーヴ時代のバンドの影響を受ける。

五十嵐の作曲のペースが非常に速いため書き溜めた曲が多数あり、バンド初期にできた作品が後になって収録されることも多く、さらに未発表の曲も多数ある。特にメジャーデビューから1年の間は、フルアルバムを3枚リリースするというハイペースぶりであった。解散ライブに至ってもアンコールで未発表で音源化未定の最後の新曲が披露された。かつて、熊谷昭率いるKEYCREWに所属していた。

バンド名

Syrupは、「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろうっていう、そういう意味を込めて…、甘い咳止め用のシロップが俺は大好きで、シロップって言葉が頭の中で快楽的なものと直結して」といった理由で五十嵐が名づける。16gは、バンド名を検討していたミスタードーナツでのコーヒーのシロップの量が16gだった事に由来する。

 

メンバー
  • 五十嵐隆(いがらし たかし、1973年6月1日 - ):ボーカル、ギター
埼玉県浦和市出身。同県立浦和高校卒業。日本工学院出身。血液型B型。愛称は「がっちゃん」。
作詞、作曲を手がける。顎に蓄えた髭が特徴。
  • キタダマキ(1969年7月4日 - ):ベース
静岡県出身。本名・北田万紀(きただ まき)。愛称は「マキリン」。
ベースはフェンダー・ジャズベースを使用し、主に指弾きで弾いている。ライブ中のMC、TVなどの収録中も一切喋らないが、Syrup 16g主催イベント「UP TO THE WORLD #2 動脈」では、中畑に誕生日を聞く場面があった。
略歴
大学時代、60年代のモッズ系バンド(ザ・キンクス、ザ・フーに熱中。その延長で参加したモッズ系バンドでR&B、ソウルミュージックに傾倒する。後にNEIL&IRAIZAの堀江博久らと共に活動したバンドSTUDIO APESが、EL-MALOの1stアルバム・セッションに参加したのを皮切りに、その卓越したプレイを乞われ、コーネリアス、ゆず、salyu、ホフディラン等の様々なミュージシャンや、小泉今日子、メロン記念日等のアイドルのレコーディングでベースとして携わってきた。
  • 中畑大樹(なかはた だいき、1974年7月25日 - ):ドラムス
青森県出身。血液型B型。日本工学院出身。愛称はナカハタ、大樹ちゃん、なかはたいこ等。
一部の曲においてはエンジニア、またCD・DVD作品やツアーTシャツのデザインなども担当。インディーズ時代は黒髪であったが、メジャーデビュー以降は金髪がトレードマークとなる。使用機材はTAMAのStarclassic'Set。VOLA & THE ORIENTAL MACHINE結成時から期限無しレンタル移籍加入という形でドラムとして参加していたが、Syrup16gの解散に伴い正式メンバーとなり、その後もPERIDOTS、plenty、宇宙まお、ハルカトミユキ、清春など、多くのバンドのサポートドラマーとして活動。
人物
ドラムを始めたきっかけは、家に帰ったら何故か酔っ払った父が持って帰って来たドラムセットが置いてあったから。ドラムの練習は姉達が聴いていた松田聖子の曲でやっていたという。アニメ(特にジブリ作品)が好きで、実家にドラムが無ければ代々木アニメーション学院に行ってたかもしれないとラジオで語っている。ライブ中によく上半身裸になり、大声で叫ぶ。シングル「My song」のカップリング「テイレベル」のイントロ、「HELL-SEE」収録の「Everseen」の間奏などでもその叫び声を聞く事が出来る。
旧メンバー
  • 佐藤元章(さとう もとあき、1972年10月29日 - ):ベース
神奈川県出身。血液型 B型。日本工学院出身。スキンヘッドが特徴。
初代ベーシスト。一度就職していたが、友人であった五十嵐・中畑の音楽活動に憧れて加入する。バンドを結成するまで楽器に触った事が無く、バンドを結成してからベースを覚えた。2002年6月を以って脱退。当時、脱退理由について正式なコメントがなく波紋を呼んだが、2004年のインタビューで「腰が悪いため、腰でリズムを取るリズム隊としては致命的なものがあり、心を鬼にして。自分は佐藤くんという人間を心から好きで、このメンバーでしかやって行きたくないと思っていたが、それによって自分の音楽が妥協されてしまう事にも耐えられなかった」と脱退理由について五十嵐が明かした。
人物
絵が得意らしく、アルバムCOPYのジャケットイラストを手がけている。
かつて発行していたSyrupの会報『デラ!ロッキン』では、よく下ネタ等の記事を書いていた。
サポートメンバー
  • 青木裕(あおき ゆたか):ギター
downy、unkieのメンバーであり、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの元ギター。
かつてSyrup 16gがVOLA & THE ORIENTAL MACHINEと対バンツアーをした際、五十嵐が青木のギターが格好良かったので、一緒に出来ないかと話をして盛り上がった後、UP TO THE WORLD#2動脈、静脈で正式にサポートメンバーとなる。尚、自身のサポートについては、「リスナーからは好意的に迎えられていなかっただろうと思う」といった旨のつぶやきをtwitter上で発言している。
  • 藤田顕(ふじた あきら):ギター
バンド「PLECTRUM」のギター、ボーカル。2004年のライブに参加。通称「アッキー」。左利き。
  • 岡村美央(おかむら みお):ヴァイオリン
2004年1月30日SHIBUYA-AXでのライヴに参加。
  • 吉村秀樹(よしむら ひでき):ギター
bloodthirsty butchersのボーカル、ギター。2004年1月30日、SHIBUYA-AXでのライヴにフィードバック・ギタリストとして参加。

 

来歴

2002年6月19日、日本コロムビアからアルバム『coup d'Etat』でメジャーデビュー。同年9月25日、『delayed』、2003年3月19日、『HELL-SEE』、2004年4月21日、『Mouth to Mouse』、同年9月22日『delayedead』と、2年強の間にフルアルバムを4枚というハイペースで作品を発表する。同年10月10日に日比谷野外大音楽堂で開催されたライブ「遅死10.10」は、「第一期Syrup16g完結」というコンセプトに基づいて行う。このライブ以降音源リリースは途絶え、ライブをメインにして活動していく。

第二期とする2004年以降のライブは基本的に新曲を1曲以上演奏するものが主体となり、五十嵐自身も「ストックが多くある」「曲だけなら一ヶ月でアルバムが一枚できる」という旨を雑誌や音楽番組等で語っていたが、一向に新作発表の報は流れず、この間発表されたのはライブ映像と、2006年8月の未発表音源を含むベスト盤『動脈』『静脈』のみで、いずれも既発の楽曲から構成されていた。公式ページ上のセットリストも仮タイトルすら付けられず「新曲」とのみ表記されていた。

2008年1月30日、3年4ヶ月ぶりの新作『Syrup16g』を発表後、3月1日の日本武道館ライブを最後に解散。ライブにおいて披露された数多の新曲は未発表のままであった。2010年10月27日、廃盤となっていたアルバム、ミニアルバムが紙ジャケット仕様によりUKプロジェクトより再発される。

2013年3月1日、五十嵐隆がソロ名義で「生還」と銘打ったライブの開催を発表。5月8日にSyrup16gのメンバーであるキタダ、中畑と共にライブを行う。ライブ中メンバーの口からSyrup16gの名前は一切出なかったが、実質5年ぶりのSyrup16gメンバーでのライブとなった。

2014年6月27日17時00分、syrup16gの再結成を発表。8月27日に8年ぶりとなるオリジナルアルバム『Hurt』を発売。及びリリース記念ツアー『再発』を開催。

 

エピソード
  • アルバム『Free Throw』リリース後、東芝と契約しスタジオでデモなどを録音していた。しかしメジャーデビュー合否を決定するためレコード会社の上層部の人間が見に来たライブにおいて、プレッシャーに耐えかねた五十嵐がステージでギターを投げつけるなどの行為を行ったために契約を破棄されている。
  • 一時、バンドのプライベートスタジオ(ごく普通のマンションのユニットバス)を所有し、中畑がエンジニアとなって「根ぐされ」などの曲をレコーディングしていた事がある。深夜から明け方にかけてディストーションギターまで演奏していたため、騒音苦情が来ないか気になったとの事。。その他、「遁生」(エレファントカシマシのトリビュートアルバム「花男」に収録)においても、五十嵐の自宅の風呂場でレコーディングを行っている。
  • delaydeadのジャケットに使用された飛行機のプラモデルは、中畑が自室に篭って作ったもの。その部屋での様子を撮った写真をカリカの家城に見せ「(真っ暗な部屋に机を置いて作業していたので)これじゃ刑務所ですよ」と言われる。
  • 2005年の9月、大阪での新曲中心のライブ中に、五十嵐のギターの弦が切れるトラブルが起こり、急遽サブギターで「生活」を演奏し始めた時に、中畑が途中で演奏を止めてしまうということがあった。突然の出来事に会場がどよめく中、「気が乗らない」と発言。しかし真相は、そのツアーは「新曲で勝負したかったので、過去の曲を一切廃したかった」という思いから出た発言であった。その際五十嵐は動揺する客に対し、「(ナカハタは)最近反抗期なんだよ」と言ってその場の空気を和ませた。
  • お笑い芸人ダイノジのラジオに五十嵐氏が出演した際、「スタジオ内を葬式みたいな空気にした」と揶揄されたことがある。

 

シングル
 枚 発売日 タイトル
1st 2003年9月17日 パープルムカデ
2nd 2003年12月17日 My Song
3rd 2004年3月24日 リアル
4th 2004年4月7日 うお座
5th 2004年4月7日 I・N・M
2010年10月27日 パープルムカデ / My Song





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